女限エリアからこんにちは

6月・7月の現場まとめ

日々が過ぎるのは早いもので、ぼやっとしていたら前回のまとめ記事から2か月もたってしまった。
気づいたらもう8月、セミなんかが鳴いている。
初夏に通った現場の数々、できる限り簡単にまとめたいと思う。

もくじ

 

6月の現場まとめ

ッスッゴイライブpremium

date 6.4 at.KT zepp yokohama

TEAM SHACHIは、ワンマンか?てくらい忖度なしの熱いセットリストをぶつけてくれた。最高。
フェスといえばみんなが知っていて楽しい曲を入れるのがセオリーだが、改名後の楽曲を中心に、熱く盛り上がれる曲ばかり。

「start」は大好きだしブルエンさん提供の楽曲なので強いのだけど、いかんせん文脈が強すぎる+ロックに強く寄っているので初見かつゴリゴリのアイドルオタクが多い場ではどうなんだろう?と思ったが、フロアの熱がガッと上がる感じがして良かった。
「AWAKE」をぶち込んでくるのも攻めの姿勢が強くて好きだ。今回はちょっとずつ「ラウド」な側面が見せられた気がする。

「DREAMER」「Rose Fighters」で締めるのもまた良かった。「DREAMER」は、「hey,we are TEAM SHACHI」から始まる。ここまでのセットリストの流れから、これが今のTEAM SHACHIだ!と高らかに宣言するようにすら聞こえ痺れた。4月にファイナルを終えたツアーで話題となった「スター性」のシーン(僕らは皆~から始まりメンバーが歌い継ぐ箇所)はどんななメンバーにいじられていてもなんだかかっこよく見えてしまう。
「Rose fighters」は、改名直後にラストを飾ることが多く、サイコー!と気持ちよくなってしまう。好き。

特典会では、柚姫に2Fにいたでしょーと言われたりだいすき案件しかない。曖昧シャングリラでぶち沸いてたせいだと思う。

シャチ以外では、ずっと気になってた#ババババンビを見られてよかった。
私の心の中のおじさんがぼくは小鳥遊るいちゃん!ていってます。怖い。アイドルを見るとき、私の中のただのオタクの人格が騒ぐときと私の中のおじさんの人格が騒ぐときがあって、まあバンビはおじさんが騒いでた。

グループ全体でみると、キラキラかわいいビジュの反面、ものすごい勢いでフォーメーション移動しててフォーメーション端の子は大変そうだなあと上から見ていて思った。それなのにずっとニコニコキラキラで王道アイドルだなあ、と思いました。
なんかの曲で近藤沙瑛子さんがビシッと2Fセンターを指さしていて、2Fセンターにいた私はヒェッ!となった。遠距離射撃してくるアイドル、すきです。
チェキが1000円という破格なので、いつか行きたいなあとおもいつつ、あんな可愛い子の隣に立つのはちょっと躊躇する。ほんとにおんなじ女か?(ピンショットもできそうな感じだけど、記念ならツーショットを撮りたいし。)
ともかく、また見てみたいアイドルだった。

出演アイドル全員バチバチのセットリスト持ってきていて、楽しいフェスだった。

 

ukkawaiiフェスティバル

date 6.12 at.サンリオピューロランド フェアリーランドシアター

KAWAIIで人を救うことができる。そう確信したライブだった。

サンリオピューロランドでは結構な頻度でアイドルのライブを開催していて、スタプラで言えば超ときめき宣伝部や、TEAM SHACHI(コロナで敢え無く中止)などがライブをやったり予定したりしていた。
何を隠そう、私は可愛いものが好きだ。私服でフリルとリボンがドカ盛りのいわゆるロリータ服を着たりしている。

そんな前置きはさておき、ukkaによるukkawaiiFESTIVALは、体調不良でお休みの葵るりちゃんを除いた5名でのシフト。
メンバーは舞浜衣装に各々好きなキャラクターのカチューシャを装着。この各メンバーの担当キャラクターは前々から発表されていたため、私はもちろんポムポムプリンのカチューシャを購入、装着。
着てきた服も、プリンくんをイメージしたチョコレート色のサスペンダー付きスカートと、白ブラウスにブラウンのリボンがついたもの。BABY,THE STARS SHINE BRIGHTのお洋服。バキバキに気合を入れた。
女オタクがこぞって耳をつけていて、みんなkawaii!とはしゃいでいたのが私です。女オタク好き(女女ヲタヲタ)。

なお、各メンバー担当キャラクターは以下のとおり。
あやめちゃん:マイメロディ
空ちゃん  :クロミ
りじゅちゃん:ポムポムプリン
もあちゃん :ポチャッコ
りなちゃん :ハローキティ
るりちゃん :シナモロール

物販では、ピューロランド内で撮影したランダムチェキが販売。1枚2000円という強気価格にもかかわらず、上限まで買った挙げ句にループ解禁後また買った。
一発で推しのサイン当ててもうすでに有頂天。
これは開演前ピューロを楽しむ私(ぼっち)

ライブはもう楽しくて、席が近かったのもあってバンバン推しと目があってしまうとか、そんなことばっかりでくらくらした。

可愛いものを見ると人はクラクラするらしい。

「ukkawaiiFESTIVAL」の名にふさわしく、「Poppin'love!!!」から始まり「Magic Melody」、「恋いちばんめ」など可愛らしい曲がたくさん披露された。
特に「Magic Melody」はやってほしい〜バーンされた〜いなどという願望を開陳しており、無事撃たれて死ぬことができた。
それにしても、村星りじゅの発砲予告がすごすぎた。ありがとう。


「恋、いちばんめ」の収録曲が多く披露されていたのが印象的だった。たしかに「恋いち」は可愛らしい曲が多い。
そして私は「時間。光り輝く螺旋の球。」のオタクだが、やっぱりこの異質さをバシバシ放ちまくる曲が好きだ。異質であればあるほどいい。
「おねがいよ」と「ときたま」あたりは完全に茜空さんが異次元にトリップしていて、それもよかった。
あのちょっとぎょっとするようなパフォーマンスにはいつも目を奪われてしまう。
「ウノ・ウノ」と「さいしょのさいしょ」は撮可で、航空機を撮る用に買ったけど最近は人しか撮ってないカメラで頑張って撮った。

Twitterにあげた以外の写真をアマゾンフォトにあげているので
よければどうぞ。→Amazon Photos

<カメコ向けの感想>
フェアリーランドシアター、ありえん暗くて大変だったことないですか。
私、長さ優先で明るいレンズ持ってないので死ぬかと思った。ウノ・ウノはまったくうまく撮れてない。ブレブレ。途中でISO4000まで上げて現像でごまかした。
通し2.8のレンズがほしい。現像環境が良くないからパソコンがほしい。ほんとにカメラは沼。金が吸い取られる。でも好き。
</カメコ向けの感想>

事前情報ではポムポムプリンくんとマイメロディちゃんがステージに来てくれるとのことだったので、いつかなあとワクワクしていたら、本編は「KawaiiFESTIVAL」で終了。
コラボマダー?と思っていたところ、アンコールで「それは月曜日の9時のように」をコラボ披露!
これには大いに沸いた。プリンくんがその短い手足を一生懸命振って踊ってくれている。
マイメロディちゃんは、頭身が高いのできれいに踊ってくれたし、客席よく見ていてアイドルだった。
これは公式youtubeにも上がってるので見てほしい。プリンくんかわいいよ〜!!マイメロちゃんプロだよ〜!!!

youtu.be

致死量のかわいいを浴びて、1週間位は引きずった。楽しすぎたんだもん。

 

虹ノ湊リリースイベント@東京

date.6.25 at.サンライズビル東京

ばっしょーヲタの友達に誘われて。
この時点ではまだ虹ノ湊をきいたことがなくて、でも4月のライブ(春の入隊式@渋谷クアトロ)が楽しかったしなあ、なんて気持ちで軽く参加。
フリーライブ等はなく、本当に特典会だけ。

今回は今時分の中で激アツの蒼井りるあちゃんと。
可愛い顔してください〜!てお願いしたら、ツーショットなのに私の方向いてこの顔してくれてかわいすぎた。蒼井りるあのこの可愛さ、なんとも形容し難いのにめちゃめちゃにかわいい。なんなんだろうなあ。

 

ごにょ口

date 6.25 at.阿佐ヶ谷ロフト

毎月やっている、眼鏡のおじさんがゴニョゴニョ喋るイベント。
やっぱり阿佐ヶ谷ロフトたのしい。お酒飲みながら一人喋りを笑いながら聞く、幸福。
話題は瀬戸口俊介氏の人間ドックの結果発表。30代後半の普通のおじさんって、どんな結果になるんでしょ、と思ってた聞いていたら、まあ、ですよね〜〜みたいな結果。

画像は別の検査結果だけど、瀬戸口俊介、血がドロドロらしい。
中性脂肪は私も数年前に言われたことがあるんだけど、それ以来会社の健康診断でも血を取ってくれないし、よくわからない。断酒してみたり、野菜たくさん食べたり、生活変えてるつもりなんだけどどうだろう。

ところで、お客さんで姉妹で来ている人がいて、家族で見るもんじゃないんですよ!と激しいツッコミ食らってて好きだった。
私は会場から夫を恫喝して配信買わせました。面白かったみたいですよ。家族で見るもんじゃないらしいですけど。なんでだよ!

 

7月の現場まとめ

柴田ヒロキVSヤマカワタカヒロガチンコツーマンライブ~真夏のふたり紅白歌合戦 MVSは俺の曲だ!~

date.7.2 at.下北沢ロフト

TEAMSHACHIの現場を通じて知り合ったヤマカワタカヒロさんは、自身も音楽を届けるシンガーソングライターで、ちょくちょく現場にお邪魔している。
電波障害が起きる中、自宅の電波状態は良好で、よし!と渋谷付近に差し掛かったら電波も何も通じなく、そんな中で下北沢までえんやこら。

このライブは、柴田ヒロキさんとのツーマンライブで、交互に曲を披露して、観客からの投票で一番良かった曲=MVSを決めるというバトル要素があるものだった。-
詳細は、ヤマカワさん自身のブログで語られているので、そちらを参照されたい。

note.com

柴田ヒロキさんの演奏・パフォーマンスも素晴らしくて、あー音楽っていいなあ思ったが、MVSにも選ばれたヤマカワさんの「僕のままで」がもう、良すぎた。

ヤマカワさんとは、好きなバンドが同じだったり、同じアイドル現場に通っていたりきっと感性が近いんだろうなと、彼自身の楽曲に触れた時に一番深く思う。

「僕のままで」は、私も故郷を離れて上京して、ひとりぼっちでしんどくて毎日泣いていた時があったり、地元を走る列車が昔は緑とオレンジだったり、そんなシンパシーを感じてしまう部分もあって、とっても響いた。

 

ばってん少女隊7周年記念ライブ

date 7.3 at.福岡国際会議場(配信視聴)

配信で見たので厳密には現場ではないが、良すぎたので記録に残す。

福岡国際会議場で行われたこのライブは、昨年の6周年ライブと同会場であり、昨年は新メンバーの蒼井りるあちゃん、柳美舞ちゃんの初めてのホールでのパフォーマンスだった。

きっと、この1年の集大成になるようなライブになるのだろう、そう思った。

結果、Oisaを軸に8曲をつなぎ合わせたメドレーを披露し、「今のばってん少女隊」を見事に表現していたように思う。
このメドレーでは昨年末に行われた「わた恋ライブ」で行った感情表現やソロダンスがぐっと効いていたほか、選曲も数回現場に足を運んだ程度の私でもわかるくらいに「最近よく披露している曲」であった。
まさにこの1年を凝縮したようなパフォーマンスで、更に進化する彼女たちの力を感じるものだった。

このライブに感銘を受けたのはパフォーマンスもさることながら、その裏にあるストーリーの部分が大きい。

冒頭述べたように、昨年はまだばってん少女隊に加入したてのりるみゆペアはまだ不安が強かったようだ。
りるあちゃんは、目まぐるしいスピードで進行するリハについていけずに涙をながしていたし、みゆちゃんはその不安から前日のリハが終わったあとにポロポロと涙をこぼしていた。

また、上田理子は新メン二人は私のことが怖かったと思う、と語っている。

というのも、ばってん少女隊メンバーはこれまで長い間本音を語らずに過ごしてきた過去がある。現在ではそれを辞めて、「間違いは自分で気づくことができない」から、しっかりとメンバー間で伝えあっているのだという。
とはいえ、まだ中学生だったりるみゆコンビに対して、二十歳そこそこの上田理子を始めとした先輩メンバーが指導をするというのは多少なりとも心理的な負担があったことだろう。それが、昨年の話だ。

youtu.be

そして今年。最後のMCで、りるあちゃん美舞ちゃんともに涙を流しながらライブへの思いを語った。
配信ではその後ろに上田理子が映っているのだが、ボロボロに泣いていた。すごい泣いていた。カメラに写り込んだ時(≒美舞ちゃんが喋り始めた時)にはすでに涙が何筋も頬に伝っている状態だった。

そこてばっと6周年のライブメイキングでの上田理子を思い出したのだ。
リーダーとしての重圧、新メンバーとの距離に悩む姿を。

そして柳美舞は、その上田理子を優しく抱きしめた。
6周年の映像が一気にフラッシュバックして、この一年彼女たちに起きた変化がこの一瞬に詰っているようだ。と思った。

ちょうど一年前は、不安で前日リハ終了後に涙が止まらなくなってしまった彼女が、プレッシャーに耐えながらリーダー然として立とうとしていた上田を抱きしめる。
この得も言われぬ感動を、未だに言葉に表せない。
普段のオフショットなどから、先輩たちとの良い距離感を見ていたが、この一瞬にはそれ以上のお姉さんメンバーと妹メンバーの絆が垣間見えたような気がしている。

新規ながら、そんなことを思った。そしてこのストーリーを感じることができたのは、ばってん少女隊公式がyoutubeで公開しているメイキングの成果だ。
かつて課題とメンバー本人たちが語っていたことが解決され、こうして新規に届いていると身をもって実感できたことが、うれしかった。

 

B.O.L.T 1st EP「Weather」発売記念リリースイベント

date 7.9 at 昭島モリタウン

7/15の神田スクエアホールでのワンマンライブの予習と思って参加。B.O.L.Tのリリイベは一部撮可なのも嬉しい。
フェスでは何度か見たことはあるものの、リリイベは初めての参加。なんと、久しぶりの女限エリアへ。やーっとこのブログのタイトルを回収しました。
女限エリアがあるのも、かつての姿をだんだん取り戻しているなあ、という実感があります。

B.O.L.Tといえば、バンドサウンドとお姉さん組の高井千帆さん・内藤るなさんの「るんちぃ」コンビと妹組の白浜あやちゃん・青山菜花ちゃんの「あやなの」コンビのバランス感覚。
あやなのちゃんはのびのび楽しそうに、そしてパワフルで元気なパフォーマンスを見せてくれました。とくに、白浜あやちゃんは中学2年生らしく、笑い方がキャハキャハしていてとてもかわいい。
そして写真現像していて、高井千帆さんの隙のなさにびっくり。私のピントが甘くて事故ってる以外はすべてが美しすぎる。これでいてやさしくて愛嬌があるんだからすごい。
諸事情ありたくさん特典会に参加もでき満足。
推しの青山菜花ちゃんは1部終了後から体調不良で不参加となったので、またご挨拶に行きたい。

余談だがBOLTはスタッフさんのホスピタリティが非常に高く、楽しく特典会できるのが良い。

私が高井さんメインでお願いします、とスタッフに伝え、ちぃちゃんには可愛い顔してください〜!とお願いしたところ、撮り終わったスタッフさんが「今日イチかわいい高井さん撮れました」と良い笑顔でおしえてくれた。

また、内藤さんとのお話会に挑むも、なかなか言葉が出てこなかった友人に対しては「そろそろお時間ですけど、内藤さんに伝えたいことありますか?」とアシストをくれ、思わず「好きです」と告白。スタッフさんは「いただきましたー!」と盛り上げてくれたそうだ。

そのまま行けば大事故を免れないところ、特典会を楽しいものにしようというスタッフからの気持ちが伝わる良いチームだと思った。

撮可の写真は例によってアマゾンフォトにまとめています。

Amazon Photos

 

ばってん少女隊 虹ノ湊リリースイベント

date.7.10 at ステラタウン大宮

瀬田さくらどうしても好きすぎるし、蒼井りるあもすきすぎるなあ、と思った一日。
ばっしょーは、春の入隊式@渋谷からじわじわと好きになって、7周年ライブの配信でもうだめになっている実感がある。

新曲の虹ノ湊は、「Oisa」・「わたし、恋はじめたってよ」・「YOIMIYA」をきちっと踏まえながらも、爽やかな夏ソングに仕上がっていて、音も凝っていて、MVもかわいくて大好き。何度もサブスクで聴いている。

当日は販売開始の時間から100人を超す待機列が。前日もリリイベがあったにも関わらず盛況でした。
ピーカンの日差しに焼かれながら、なんとか瀬田のツーショット券をゲット。

1部は女性エリアの最前に座ることができ、クリアな視界でメンバーを堪能。
ここで気づいたのが、瀬田さくらの表現力。
特に現れているのが「Oisa」だった。

Oisaでは、手で目元を隠す振り付けが何度も出てくる。瀬田さくらが手のひらで目を隠しているとき、目を閉じているのに気づいてしまった。
そして、手のひらの目隠しが取れる瞬間、美しく目を見開く。
さらに言えば、Oisaのあいだ、瀬田さくらはあの大きな目を見開いたまま、極力まばたきをしないようにしているようにすら見える。
ずば抜けた曲の解釈とそれに対する表現力だ、と思った。彼女の生来持つ美しさから、まるでアンドロイドのようであり、それが曲の持つ世界観ともマッチしていた。
と思えば、次の「ありがとーと」では弾けるような笑顔。
これが瀬田さくら。怖い。

虹ノ湊は生で見るのはこのリリイベが初めて。
「自転車のペダルを漕いで〜」と歌いながらフォーメーションを飛び出してくるくる回る瀬田さくらが可愛かったし、「妖怪幽霊も〜」とセンターで歌うりるぴぃとその後ろで横一列に並んで幽霊のポーズをしているメンバーも好きだ。
複雑にフォーメーションが入れ替わり動きが多いパート、簡単な振り付けで観客と盛り上がれるサビのバランスが非常によい一曲だと思う。
ジリジリ照りつける日差しに焼かれながら見るのも、また一興。

2部は、瀬田さくらとの「目をそらしたら負けゲーム」から始まった話をしてもいいだろうか。
「わたし、恋始めたってよ!」のスタンバイ中、なかなか曲がかからずメンバーがフォーメーションと表情を維持しながら待機する時間がすこしあった。
そのあいだ、目線を感じる……と思い視線をずらすと、こちらをじっと見る瀬田さくらが。
「わた恋」も、「Oisa」の系譜を継ぐもので、無機質さが特徴である。無表情でじっとこちらを見る瀬田さくらと、目があった。
曲がかからない。目をそらすのも失礼かと、見つめ返す。曲がかからない。まばたきをする。瀬田さくらもまばたきをする。曲がかからない。目をそらすのも失礼だ、という気持ちでじっと耐える。これは、目をそらしたら負け気なゲームですか?瀬田さくらさん。
そんなことをぐるぐる考えていたら、やっとイントロがかかった。すると、無表情を貫くこの曲にあって、にこり、と笑って華麗にターンしていった。

もう、何かと思った。好き。

その後も、「スウィンギタイ」で沸いたり(大好き)、「おっしょい!」の「さんのーがーはい!」と「おいさ!おいさ!」の掛け声とメンバーの低い姿勢が好きだな〜なんて思っていたら秒速でフリーライブが終わった。

特典会は瀬田さくらさんとのツーショットとソロショット。
ソロショットはレギュレーションを理解しておらず、有り体に言うと「事故った」ので、次はリベンジしたい。

 

B.O.L.T 3rd ANNIVERSARY LIVE &Early Summer Tour 2022 FINAL

date 7.15 at.神田スクエアホール

多幸感に包まれて、ああこの場に立ち会えて良かったなあと心から思えるライブだった。

とにかくB.O.L.Tは曲が強い。一貫したバンドサウンドで、青春時代をロックバンドばかり聞いて過ごしてきた私にはとても懐かしく馴染みのいいサウンドばかり。
拳をあげながら体を揺らしたいし、夏の野外でみたいし、バンドセットでみたい!という気持ちになる。
盛り上げるブロックから聴かせるブロックまでパーフェクトで、とくに「Hear you」のパンチは強かった。
「聴かせる」楽曲らしく、全員が世界観に入り込み完璧なパフォーマンスをしていた。
表情や、スローなテンポに合わせた丁寧な歌い方。ライブの中で一番好きなパフォーマンスだったと思う。

「our color」は、内藤るながショートにした髪の毛が顔にかかるのも気にせず、感情のまま髪の毛を振り乱していて、いちばんロックンロールを感じた。あのときの内藤、ロックスターだった。

全体を通して、まだあやなのちゃんが小さかった頃はお姉さん+ちっちゃい二人という印象が強かったけど、背もぐんぐん伸びて二人とも大人っぽくなって、大事なパートも任されていて、成長期の3年の短さを痛感した。あっというまに大人になっていくんだね。
お姉さん組、妹組が一つになって向き合うシーンなんかでは、本当に楽しそうに笑っていて、こちらまで幸せになった。

ライブを通して思ったのは、本当にいいチームなのだな、ということ。前述のリリイベの項で記載したスタッフ含め、みんなが楽しそう・幸せそうに活動している姿にこちらも笑顔になってしまう。

成人メンバーのるんちぃ、まだまだ中学2年生のあやなのとともすれば難しい人間関係になりかねないところ、お姉さんメンバーは妹たちに優しく、妹メンバーはいい意味でお姉さんたちに臆せず接している。
中学2年生から見れば、二十歳といえど成人はすごく大人に見えるだろうが、その距離感を感じさせない和やかなムードが良い。
いつか、あやなのちゃんが少し大人になったらバックバンドを背負ってロックフェスでみてみたいなあと思う。

そして成長期3日会わざるは刮目すべし、定期的に彼女たちの成長を確認しに行きたくなる現場だと思った。

 

YAMANAKAKO SPARK 1日目

date 7.16 at.山中湖交流プラザきらら

今のところ、今年で一番過酷だったけど楽しかった現場。
そもそも、山中湖は関東から少し足を延ばさなければならない位置。そして一日目の天気予報は雨。
山の天気は変わりやすいし、雨が降ったらそれなりに冷える。よしんば雨がどしゃどしゃ降ったとして、買ったグッズやチェキが濡れないかとかそういった心配をしなければならない。

これでもか!と防水対策を考えてパッキングをして、濡れること前提でサンダルを慌てて前日の夜、ドンキで購入して、新宿を出発するバスに乗り込んだ。

ついたらもう、雨。めっちゃ降ってる。爆笑するしかない。コンビニで売っているようなカッパに、ボディバックの中身は全部ビニールのジッパーバックに入れ替えて、サンダルで、果たして生きていけるだろうかと不安になったが、まあ生き残ったし、めちゃめちゃに楽しかった。以下、お目当てと当日見て好きになったアイドルたちをぼつぼつと。

TEAM SHACHI

雨が降りしきるSPARKステージ、TEAM SHACHIの出番が近づくとふっと小ぶりになった。こんな土砂降りの中で絶対雨天決行聞きたい、と思っていたし、運営がしきりに「今日は雨天決行です」と言いながらツイッターを更新していただけに、笑ってしまった。

持っているのか、持っていないのか。
TEAM SHACHIの出番になると、いつものovertureに続いて、雷鳴のSEが響き渡る。やったーーーーーー!と心の中で叫びながらも、雨よわくなってきたーーーーーーーーーー!とも同時に心の中で叫んでしまった。
「雨天決行ずぶ濡れでもいい いっそ汗も涙も洗い流してくれる」の歌詞を聞きながらぶちあがったのは言うまでもない。

みんなで踊れる楽しいセットリストだったし、一般エリア最前がとれたので柵つかんでヘドバン楽しすぎた。

やっぱり、さすがの貫禄。実は、なおちゃん以外の3人はコロナ療養あけで、本調子で歌えるのかなあと不安があって、やっぱり喉の調子は万全、というわけにはいかなかったようだ。
ただし、これは私がタフ民として彼女たちを見続けているからわかることだ。パフォーマンスはパワフルで知らない人がみたら療養明けだなんて思わなかっただろう。

 

二丁目の魁カミングアウト

もはやおなじみ、ゲイアイドル。楽しい振付が大好きで、機会を見つけては見に行ってみている。
いつ行っても楽しいし、どんなライブでも全力で届けてくれるのが大好き。

この日はステージ1つしか見られず残念だったけど、足元がどろっどろぐっちゃぐちゃなのにめっちゃジャンプさせられて笑ったし一周回って楽しかった。

行くたびにああ曲がいいな、っていつも思っている。そっ閉じ、なんか夏に聞くといいよね。私だけかな。

 

フィロソフィーのダンス

驚異の歌うま集団。フィロのスのときはもうほんとうに土砂降りで、メンバーがどんどん雨強くなる!って笑っていたのが印象的だった。

こんな雨でも、ダンスホールにしちゃおう!と高らかに叫ばれたら、どんなに泥沼でもそこはダンスホールだし、間違ったステップもない。フィロソフィーのダンスって、こういうところが好きだ。

大きな愛で包み込んでくれる感じ。

 

そのほか見ることができたアイドルたち

Task have funは体力が限界で、ちょっとしかみられなかった。でも、そんな短い間でも熊沢風花さんはちゃんと目を合わせてくれて、ああ好きだなあ、となった。やっぱ一緒に踊れて楽しめるアイドルが好きらしい。

今回初めて見たアイドルさんでは、Queensがかっこよくて好きだった。なによりPALILAの魂を平成に置いてきた感じ、大好きすぎてめっちゃ踊ってしまった。またフェスとかでみられる機会があればいいな。

 

YAMANAKAKO SPARK 2日目

date 7.16 at.山中湖交流プラザきらら

2日目は打って変わってきれいな晴れ!夕方には富士山も顔を出してくれた。その一方でまだ地面が濡れていて、沼地もあったのでサンダルは最適解だった。
ただし、日差しが異様にきつくて激しいサンダル焼けを起こしてしばらくお風呂に足をつけられなかった。

かなり多くのアイドルを見ることができたと思う。楽しすぎる一日だった。

TEAM SACHI

晴れのTEAM SHACHIもすごかった。多幸感あふれる「エンジョイ人生」から始まったときはガッツポーズをした。

「番狂わせてGODDES」をフェスで披露するのはかなりチャレンジングだな、とも。
タフ民の中ではもはや定番の鉄板曲だが、まだまだ一般認知は少ない。でも、シャチといったらこれだよね、な新たなライブアンセムを外部に見せるというのは重要なことだとおもうし、実際楽しい曲だからいろんな人に聞いてほしかったので、よかったと思う。

「START」、「DREAMER」と続くのも、今のTEAMSHACHIを象徴する楽曲だけに嬉しさが増す。楽しすぎて言葉が出なかった。
今のシャチを、いろんな人に見てもらえたのがうれしいなあ。

特典会では連日の疲れのせいかハイになっていて、意味不明な行動をしている。

 

ばってん少女隊

こちらもさすがのパフォーマンス力。ばっしょーは、Oisaの知名度がぐんと高くなったことで、これまでのスカコアを中心とした持ち曲とのバランスが難しいと思っているのだが、いつも良いセットリストを組んでくれる。

今回も、「Oisa」、「私、恋はじめたってよ」から入り、周囲の観客からは「笑わないアイドルかあ」という声が漏れていて、私はにやにや笑ってしまった。
そんな期待を裏切るかのような「ジャン!ジャン!ジャン!」最高だった。

何より最高だったのが新曲「さがしもの」。誰もが初めて聞くはずなのに、どんなTシャツを着ている人も、とにかく踊りまくっていた。すさまじい、と思った。
明らかにばっしょーのオタクではない人が楽しそうに踊り狂っていたのだから。これこそフェスだし、この一体感を誰も知らない新曲で産んだばっしょーと、その熱狂を生み出す楽曲に拍手を送るしかなかった。

 

いぎなり東北産

この日はスタプラローカリズムが勢ぞろいしていて、東北産も、SPARKステージで弾けていた。
特に野外の大型フェスで聞く「うぢらとおめだづ」が良すぎて、後ろでサークル作っていたら泥に足を取られてすっ転んだ。馬鹿だと思う。

伊達サンバがかかったのもお祭りっぽくてよかったし、やっぱ天下一品だよなあ、としみじみ曲の良さをかみしめた。

 

二丁目の魁カミングアウト

この日は一番大きいSPARKステージでの披露。かっこよかった。

私は「dAnce survivor 1999」が本当にすきなんだけれど、夏の野外で聞いてもめちゃめちゃに良かった。この曲はとにかく楽しくて仕方ない。
その一方で、日が紅さんがめちゃめちゃにかっこいい。一日目のQueensを見ても思ったけど、やっぱり魂は平成にあるらしい。
「まるもうけ」も楽しかったし、「青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ」「Good As Yesterday」と聴かせる曲も入っていて、欲張りセットだった。

踊り狂って楽しくなって、あー楽しかった!と笑える二丁魁、どんどん好きになっていっている自覚がある。

 

Ringwanderung

驚異の歌うま集団その2。鍵盤ロック調の楽曲が多く、センターのみょんちゃんを中心にメンバー全員が歌がうまいグループ。

他のフェスでは1度だけ見ることができて、その時のパフォーマンスのクオリティにびっくりしていたのでまたみられる機会があってよかったと思う。
この日はずっと聞きたかった「パルス!」がやっと聴けてうれしかった。

リンワンは1ステージ1ステージ魂込めて全力でパフォーマンスしている、というイメージが強くあったが、そのイメージに違わないパワフルさだった。のっけからみょんちゃんは上着脱いでいて、私はそういうパフォーマンスする人が好きなんだよなあ……とキュン。

私が見られたステージは「ザ・リンワン」な鍵盤ロック曲中心ではなく、新しい雰囲気の楽曲も多くセッティングされていてこれも野外に合っていてよいなあとしみじみ思った。

辺見花琳ちゃんが好きなのだが、あの芯のあるアニメ声でピッチをぶらさず歌うのだから本当にすごい。
お話するときはもっとふわふわとしたしゃべり方で、本当にかわいかった。好きなアニメの話とか、今の髪型の話とかいろいろ話題を振ってくれて優しい子だな、と思ったし、新規の人が来るたびに手に名前を書いて覚えようとしてくれているのが印象的だった。

 

柚姫のダダ漏れLIVE

date 7.18 at.神田スクエアホール
date 7.21 at.ダイアモンドホール

東京・名古屋と各2公演全4公演の生誕ソロライブ。
東京公演は2日間のフェスの翌日、柚姫本人はもちろん、タフ民も疲れが出そうなところ。顔やら腕やらを真っ赤にしたタフ民たちが、神田スクエアホールに集った。

柚姫の生誕祭は、昔から一貫して「楽しい」と柚姫民から太鼓判を押されている。
本人も、「歌がうまいとか、ダンスがきれいとか、ビジュアルがいいとかそういうのは二の次でみんなでぐちゃぐちゃになって楽しめるライブがしたいと思ってセットリストを作っている」と語っているが、とにかく一体感がすさまじいだけでなく、彼女からダダ漏れる「愛」を感じられるライブだ。

基本構成は、ソロ曲「One-One-Love」から始まり、TEAM SHACHI楽曲ブロック、アニソン、懐メロカバー、アイドル曲カバー、TEAM SHACHI楽曲とロマンティック浮かれモードで構成されるアゲ曲ブロック、ソロ曲「ら・ら・らアイドル」orユニット曲「Radioにおねがい」で締めるというガッツリライブだ。

特に評価が高いのはアゲ曲ブロックで、東京公演は野外フェスを2日(うち2日は豪雨)を耐えたオタクにムチを打つような内容。
特に東京2部、「ロマンティック浮かれモード」「番狂わせてGODDESS」「抱きしめてアンセム」の流れに、アンセムがラスト!と思い込み、何を思ったかこの会場で一番腰低くしてやる!!!と思い切り踊ったところにダメ押しの「乙女受験戦争」がかかった瞬間「殺す気か〜〜〜〜〜!!!」と心の中で叫んだ。実際、かなり体力の限界に近く、踏み込む足がプルプルしていた。
もはや、柚姫とタフ民、どっちが先に倒れるかの勝負と化していたような気がする。
でも、これがシャチのライブの真髄だし、柚姫らしさだと思う。

アゲ曲ブロックで更に楽しさを語りたいのは「ロマンティック浮かれモード」。
毎年恒例で披露されていて、今はやる人が減ったが土下座、ロマンス、マワリとタフ民によるオタク伝統芸能が披露される。
東京2部は最前列だったので、よっしゃ土下座チャンス!!とヲタ芸フルコースをしたが、横4人ほど大サビで跪いて背面ケチャをしていて異様に楽しかったし、令和イチのロマモーでしたね!と知らない人と語り合った。楽しかったです本当にありがとう。
名古屋の2部も前方で、席と席の間が広く、知り合いばっかりだったのではしゃいでここでも背面ケチャができた。
はしゃぐオタクを見て楽しそうに笑っている柚姫ちゃんが大好きだ。

ライブの真ん中のブロックに位置するカバー曲の中で、イントロが響いてうわー!と叫びそうになった曲は「プラネタリウム」だ。
昨年実施されたワンマンライブ「鯱の大感謝祭」で披露され、一番記憶に残るパフォーマンスだからだ。繊細な柚姫の歌声とコーラスワークが光る珠玉の一曲だった。
これを柚姫のソロパフォーマンスとして見られることに期待があがり、それを裏切らないパフォーマンスだったと思う。
会えないもどかしさを歌う歌に、繊細な声が美しく乗る。丁寧に歌い上げられるこの曲が、私には一番光って見えた。

東京公演では、ラストサビ前の「花火がパッと開く」の歌詞あと、花火が上がるさまを照明で表現していて、それがとても綺麗だった。神田スクエアホールは照明が美しい。

スタプラ愛とハロプロ愛あふれる柚姫だからこそのアイドル曲カバーも見どころの一つ。
事前にインスタストーリーで匂わせがあったとおり、以下の楽曲が披露された。

スターダストプラネットからは、敬愛してやまないももいろクローバーZ、日頃からなにかと気にかけている「スタプラローカリズム」からばってん少女隊・いぎなり東北産の選出。

Juice=Juiceの「一人で生きられそうって〜」は強さと弱さがないまぜになった歌詞と柚姫の歌声がマッチングしていて、良かったカバーの一つだと思う。

「泡沫サタデーナイト」は、ちょうどモーニング娘。の情報を追いかけていた頃にリリースされた曲で、楽しいことは知っていたが平日の夜(名古屋2部)で聞くのは格別だった。
楽しくなって踊りまくっていたら、そんな私に微笑みかけてくれて、これが柚姫の愛!と気持ちが盛り上がる。

名古屋の2部では、ラストに披露されたハル柚姫のユニット曲「Radioにおねがい」の「ぎゅっとするくらい近づいちゃう!」でハルがステージに乱入、バックハグで柚姫を驚かせ、そのままラストサビを一緒に踊るシーンも。
この日は生誕祭後、久しぶりに二人でCBCラジオでお仕事があっただけに、予想はしていたが大いに沸いた。(ダイアモンドホールCBCラジオは徒歩圏内の近さ)

その後の撮影可能タイムでの2人

生誕祭4公演を通して、シャチをシャチたらしめているのは柚姫のおおきな愛なのではないだろうか、と思う。

セットリストを組むとき、シャチの楽曲は「みんなが聴きたい曲」を選び、カバー曲はより多くの人が楽しめる「80〜90年代のヒットソング」を選ぶ。そして、パフォーマンスのクオリティよりもみんなではしゃいで楽しめることを優先する。

シャチのライブの根底は「楽しい」にあると思う。それをぶらさず来たからこそ、普段は赤・青・緑を身に着けている人も、生誕祭に足を運び、あのアロハシャツを着るのだと思う。
そして、鳴りやまない拍手が、それへの賛辞だった、と思っている。

柚姫自身、「口コミでどんどん柚姫の生誕祭が広まっていった実感がある。軸をぶらさずにやってきてよかった。」と語っている。
そして「どんなに大きくなっても、親しまれるようなアイドルでいたい。大人になったねって言われるけど、柚姫は変わってない。だから安心して会いに来てほしい」とも語った。
パフォーマンスは大きく変わり、美しく成長し、自信に満ち溢れた彼女は、たしかに昔の彼女と変わって見えるかもしれない。でも、その根っこ、人が好きで、シャチが好きで、ファンのことが大好きなところはとつも変わっていない。

ドジなところも、変わっていないのだ。

www.instagram.com

人間・大黒柚姫をめいいっぱい感じ、より彼女を好きになる。そんな生誕祭だった。
この時撮影した写真はこちら(高画質でいっぱいあるよ)→Amazon Photos

※セットリストは、以下を参照しました。いつもありがとうございます。

 

甘橙-アマダイダイ-

date 7.23 at.新宿WALLY(配信での鑑賞)

佐々木亜実さんが惜しまれながら卒業して、もう2か月が経つ。
このライブでは、新メンバーがお披露目されるということで配信ではあるが鑑賞した。

お目当ての開歌は、冒頭2曲を既存メンバー3人で披露し、さっそく新メンバーの村上ゆらを呼び込んだ。
まだ緊張が残る表情をしていた村上ゆらさんだったが、新曲の「TimeTime」では新メンバーと思えないほど安定感のあるパフォーマンスを見せてくれた。

配信では粗が目立ちやすいのだが、パフォーマンス力のある現メンバーと比べても緊張の色を抜けば遜色ないレベルだったように思う。

それにしても、「だれかに会えるなら」「サン・マナ・パーニャ」と開歌らしさを見せてからの楽しい1曲、ゆらちゃんを迎えてからの「TimeTime」「ビューティフルデイズ」とクールな楽曲を続けて、最後には開歌らしさがさらに輝く「ポプラ」で締めるセットリストが非常に良かったと思う。

開歌、これからも見ていきたいグループのひとつだ。

youtu.be

この日は対バンイベントだったので、セカイシティとPANDAMICのパフォーマンスもみたが、どちらも非常によかった。
特にPANDAMICは楽曲が好きな方向性だっただけでなく、歌唱もダンスもよかっただけにまたみてみたいなと思う。よく開歌と対バンしているイメージなので、また出会うチャンスもあるだろう。

 

フジファブリック LIVETOUR 2022~From here~

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date 7.30 at.日比谷野外大音楽堂

今でこそアイドル現場で光る棒をぶん回し、ツーショットを撮ってゲヘゲヘ笑っているが、私の音楽に対する自我の芽生えは邦楽ロックから始まる、という話は何度もしている気がする。

中学生の頃にBUMP OF CHICKENASIAN KUNG-FU GENERATIONに出会ったところから始まり、高校生になってsyrup16gBase Ball Bearに出会った。syrupは解散してなお私の心を支え続けたし、今でもライブがあれば参加するくらいには好きだ。

フジファブリックを知ったのも高校生の頃で、当時はアルバム「FAB FOX」が最新アルバムだったと思う。当然、志村正彦も存命だった。

しかし、志村正彦の急逝以降、私がアイドルに傾倒しはじめたこともあってあまり聴かずに過ごしてきた、というのがこれまでの簡単な経歴だ。

今回このライブに参加するきっかけとなったのは、アイドルを通じて知り合った友人からの誘いだった。いわく、「娘と行くつもりが、振られてしまったのでみなせさんどう?」だそう。二つ返事をして、蒸し風呂状態の日比谷野外音楽堂に向かった。

そんな私に、「From here」=「ここから」というテーマは刺さった。
MCで山内総一郎は、「今世の中いろんなことが起きて、フジファブリックが結成した頃はこんなことになるなんて思ってもいなかった。フジファブリックは日常を歌っているが、そんな日常に戻りたいという意味ではない」と語り、あくまで前を向くことへ対するこだわりを見せた。
だから、過去しか知らない私には、より刺さったのだと思う。

特に印象深かったのは「桜の季節」と、「徒然モノクローム」。
フジファブリックのデビュー曲です、と前置きをして、「桜の季節」は披露され、「徒然モノクローム」に対する説明はなかった。
「徒然モノクローム」は、アニメ「つり球」の主題歌で、わたしも同アニメが好きだったこともあって想い出深いなあ、「ハル」「ユキ」「ナツキ」「アキラ」と、主人公4人組の名前が入っているサビが好きだ、と思いながら、あ、これって志村が亡くなってから初めてのシングルだ、と気づいたのだ。

「モノノケハカランダ」がかかった瞬間には、青春時代の思い出がフラッシュバックして大いに沸いたりなどした。
かつて、通学路に線路と並走するまっすぐな道があり「モノノケハカランダ」を聴きながら自転車を漕ぎまくるとかなり長い間電車と並走できるという事実を発見し、よく自転車をこぎながら聞いていたのだ。

ラストに披露された「虹」も、あのキーボードの音が大好きで青春時代よく聴いていた楽曲だった。だからこうして、あのころから10年以上たった今聴くのが不思議だったし、感情が増幅されたのを覚えている。

でも、一番良かったのは「光あれ」だったのだ。
眩しく光るフラッシュライトに目を眩ませながら見るステージは、神々しくすらあった。
光あれ、と高らかに歌われ、パァン!と、空に久しく聞いていなかった銀テープの発射音が響く、空に銀色のテープが撒かれ、証明を反射してキラキラ光る。
銀テープを掴んだ観客は、それを掲げて振る。ステージのフラッシュライトが反射する。

あの光景が忘れられない。

「光あれ」は、最新アルバムの楽曲だ。正直言って、耳に馴染んでいるのは昔の楽曲だし、最近の曲も好きだけれども、まだ聞き始めて記憶も浅く、思い入れも深くはない。
そんな中で「光あれ」が一番良い、と思えたとき、私の中の「フジファブリック」が時を進めて、ここから歩き出したように感じられたのだ。

また折に触れてフジファブリックのライブには行きたい、そう思った。

 

 

 

まとめ

なかなかたくさんの現場にいった!お金すごくなくなったけど、楽しい夏の始まりだった。

夏だ!シャチサマだ!そうだ、夏曲総選挙しよう――勝手に夏曲総選挙開票

画像2022年、4年ぶりにシャチサマが帰ってくる。
毎年夏を彩り、数々の思い出を作ってきた夏の定番ライブ、「シャチサマ」。改名後はその姿を潜めており、2020年には開催が発表されるも中止の憂き目に遭ったこのライブ。
満を持して今年の夏、2020年のリベンジという形で開催される。

これを楽しみにせずにいられるだろうか。

否!

ということで、パシフィコ同様有志の投票を募ることにした。


今回は「あなたの思う夏曲」を、ひとり3曲まで入力いただいた。ご協力いただいたタフ民は67名、総投票数は203票。

選ばれた楽曲は36曲!皆さん投票ありがとうございました。
早速開票します!
予習に使える(かもしれない)プレイリストや再生リストも作りましたので、ぜひ活用してください。

目次

開票結果(総括)

わかりやすいよう、今回は各曲の得票数をグラフにしてみました。
1位はぶっちぎりで「じりじり夏活委員会 feat.しまじろう」。次いで「BURNING FESTIVAL」、「雨天決行」とかなり得票数が高かったことがわかります。

また、「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」「サマラバ」以下はかなり得票数がばらけていて、思い思いの「夏曲」があることが伺えます。

次の項目では、ランキング方式で1曲ずつ紹介します。

 

開票結果(詳細)

11位 選出多数(1票)

  • colors
  • トリプルセブン
  • 抱きしめてアンセム
  • 眠れないナイNIGHT!
  • BASYAUMA ROCK
  • DREAMER
  • WAKE UP UP
  • Wow Oh! Oh!
  • カラカラ
  • シャンプーハット
  • AWAKE
  • You!
  • かなた
  • チームしゃちほこの野菜生活体
  • なくしもの
  • よろしく人類

11位は1票ずつ獲得した楽曲たち。かなりばらけているのが印象的です。
個人的には、2014年しゃちサマの印象が強い「colors」や「抱きしめてアンセム」、2015年しゃちサマあわせでMVが作られている「BASYAUMA ROCK」がこの位置に落ち着いているのが意外でした。
上位の傾向を見ると、みなさん思い出というよりは曲のイメージや歌詞などで夏曲を思い浮かべる方が多かったのかな?と思います。

 

10位 選出多数(2票)

  • JUMP MAN
  • ノッてけめんそーれ
  • ラリラリホー
  • 夢の途中
  • ピザです!

11位も多数の楽曲が選ばれました。「ノッてけめんそーれ」、「ラリラリホー」なんて激シブですね。
「夢の途中」は2015年のラグーナビーチが忘れられないというコメントをいただいています。キャンプファイアーを背景にした夢の途中、すごく幻想的でしたね。

 

9位 選出多数(3票)

  • We are...
  • アイドンケア
  • こだま
  • パレードは夜空を翔ける

まだ票がばらけています。それだけいろいろな楽曲があって、投票してくださった方の思いがあるんだなあと。
「We are...」、「パレードは夜空を翔ける」はそれぞれしゃちサマで披露された映像がYouTubeにアップされているなど、印象深かったかもしれません。

youtu.be

youtu.b

 

8位 太陽神 / ごぶれい!しゃちほこでらックス (4票)

BURNING FESTIVALリリース以降はるちゃんの生誕を除いて一切披露されていない「太陽神」がここでランクイン!改めて聞いたらチルいメロディが最高。夏のサンセットが浮かぶような楽曲。
RADIO FISHとのコラボ楽曲、是非一度聞いてみてください。

open.spotify.com

 

「ごぶれい!しゃちほこでらックス」もまた2015年シャチサマの映像がyoutubeにアップされています。
この時ごぶれい~を披露したステージが、路上デビュー時にごぶれい~を披露したステージと同じ大きさだった、と語られたり、信じられないほどの水をまいたり、柚姫とゆずがバケツの水をかぶったり、ちゆが放水銃を風上に向かって噴射してすべて自分にかかるなど「しゃちサマ」ならではのシーンがたくさん見られるので予習に最適です。(今回は「絶対にメンバー同士で水をかけあったりしちゃだめ」と厳重注意されているそうですが…)

youtu.be

 

7位 Rock Away / ちぐはぐ・ランナーズ・ハイ(5票)

2019年の夏をヒダカトオルと駆け抜けた楽曲が8位に!
「ヘイホーヘイレッツゴー」のコール&レスポンスが楽しくフェス向きで、早くこのシンガロンをともにできるような日々が来ればいいなあと思わずにいられません。

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また、語り草となる2015年のしゃちサマでの映像がアップされている「ちぐはぐ・ランナーズ・ハイ」も同票数でランクインしました。
私事ですが、これが本当に好きで…皆さんぜひ見てください。

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6位 HONEY(6票)

レゲエな雰囲気を感じる楽曲がランクイン。たしかにレゲエは暑い地域から生まれた楽曲で、なんとなく夏っぽさを感じるのも納得。
歌詞の中には直接的に「夏」を思わせるものはないものの、なんとなく「夏」を感じさせるのは小出佑介の妙。
ブチアゲな夏とは違った、大人な「夏曲」。ぜひサンセットの中で聞きたい1曲です。

 

5位 JOINT(7票)

RIP SLYMEのカバー曲「JOINT」がランクイン。もうゴリッゴリの夏曲と言わざるをえないラインナップ。だってカバー元がカバー元だもの。
カバーと言いつつ、この曲はしっかりと音源化されアルバムに入っています。
コロナの影響でどうなるかわかりませんが、かつてはタオルを回して盛り上がったものです。

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4位 サマラバ / ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL(18票)

5位と比較して得票数がぐんと伸びてのランクイン。

「サマラバ」私の大本命です。「ジョジョ~その血の運命(さだめ)~」の富永TOMMY弘明さんをメインボーカルに迎え、メンバーが合いの手を入れるユニークなナンバー。
もう幻に近いレベルで披露されていないにも関わらずこの順位は大健闘だと思います。

なお、柚姫の部屋や推しマシで突然話題に上ったり、かかったり、もしかしたらもしかするのか…?もしかするならゲストボーカルは誰…?など妄想が膨らみます。

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「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」は、2016年のシャチサマのタイトルが「真夏のPOWER BALL」だったこともあり夏の印象が強い方も多いのかもしれません。
火柱が似合ってゴリゴリに盛り上がるこの曲、期待値高め。

 

3位 雨天決行(29票)

また4位と大きく差をつけてランクイン、「雨天決行」!
歌詞の中に「夏」はないものの堂々トップ3に。2022年シャチサマの「雨天決行、荒天中止」の文言から雨天決行チャンスに期待したりとか、していないとか…?

また、長島スパーランドでの「SPOT」は海水プールでのパフォーマンスだったことも「夏感」をプラスしたかもしれません。

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2位 BURNING FESTIVAL(32票)

「お前を愛せたら最後の夏でいい」「砂漠のど真ん中で夏に抱かれて」と、歌詞にも夏が色濃く表れるライブ定番曲がランクイン。
実は、この曲はアメリカで行われる「バーニング・マン」というイベントがモチーフとなっているのはご存じでしょうか。

バーニング・マンは、アメリカ北西部の人里離れた荒野で年に一度、約一週間に渡って開催される。例年、8月の最終月曜日から9月の第一月曜日(米国の祝日「レイバー・デイ」である)までがバーニング・マンの会期とされている。

バーニングマン - Wikipedia

このバーニング・マンも夏のイベントであり、謂れからしても夏の曲なのです。
また、リリース時期も夏で、昭島で行われたフリーライブはまさに灼熱地獄だったことなども記憶に新しく、あの時の焦げるかも、みたいな気持ちを思い出します。
シャチサマで披露される際は、もしかして炎が出るかも、なんて期待できそうですね。

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1位 じりじり夏活委員会 feat.しまじろう(37票)

ねえ、夏活委員会って何の略だっけ?
夏のおいしいカツ丼?
ちっがーう!
夏の楽しい活動を推進する組織、それが我ら夏活委員会!
 

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もうサムネからあふれ出す夏感。みんなご存じ、しまじろうとコラボしたハチャメチャに楽しい楽曲が堂々1位にランクイン!
「BURNING FESTIVAL」と同じく明確に「夏」をテーマに作られた楽曲ですが、「BURNING FESTIVAL」がバカンスだとするとこちらは「夏休み」なイメージが強い楽曲。
TEAM SHACHI「SPOT ~STAGE at 奥三河~」の様子。

SPOTでも披露していて、その印象が強かった人もいるかもしれませんね。私も今回のサムネイルに使わせていただきました。
フリコピも楽しく、盛り上がれる一曲なのでシャチサマへの期待が止まりません。

 

タフ民のシャチサマへの気持ち

投票と同時に、タフ民からシャチサマに対する熱い気持ちをいただきました。
シャチサマが俄然楽しみになるタフ民からのコメント、控えめにいって最高です。
いろんな事情でいけない方からもいただいていて、まことに感謝です。

  • 梅雨明けになりそうですが、大量放水でずぶ濡れになる楽しいライブを期待してます!
  • 今のところ仕事の都合でまだ行けるか分からないけど、絶対に行きたい😍❤️💙💜💚
  • タフ民全員でビチャビチャになって最高に楽しい夏にしようぜ😂💦
  • 投票はシャチサマで聴きたいで選ばせて貰いました
    僕のセトリ予想(妄想)は
    一曲目ちぐはぐ
    二曲目JOINT
    夕暮れ前に放水と共に雨天決行
    陽が落ちて太陽神からの
    花火を見ながら夢の途中
    アンコールで大好きでご馳走様でお願いします笑
  • 今から楽しみです💓
  • 満員で、ずぶ濡れで、燃え尽きる!
  • 自分はシャチサマに行くことはできませんが、会場の熱量を全国にまで届けてほしいと思います!!!また行ける時にシャチのライブに行きたいぞ!!!
  • 今年タフ民になったばかりですが、夏の大イベントシャチサマが待ち遠しくてTEAM SHACHIの曲を聴きまくりながら過ごしてます!楽しい思い出になること、間違いなし!!
  • コンサートは行くけど、オイラ、シャチサマ初です。土曜に京都大作戦から日曜のシャチサマと野外のダブルヘッダーで体力持つかな?
  • ずぶ濡れで楽しみたい。
  • 大阪を世界一熱い夜にしましょう❗️
  • 初シャチサマ参加です。未知の世界をみんなで楽しみたいです
  • 汗と放水でビッチャビッチャに濡れて、ハチャメチャに楽しんで、デロンデロンに酔って。イカれた夏の始まりにしたいと思います。楽しい企画をありがとうございます。
  • 夏ライブガチ楽しみ
  • シャチサマロスが今から怖いけど、しゃちめんとタフ民とハチャメチャになりたいです!!!
    今しかないこの瞬間に全力を尽くせー!!
  • 破茶滅茶に楽しんでやるー!!
  • シャチサマ行けないのですが、ツアーファイナルの中野でほーちゃんがライブに来られない人も置いていかないって言ってたのに支えられています。楽しんできてください!
  • シャチサマ初参戦です!JK卒業式で遠征してから遠出がいつものことだったので、地元で開催されるのが本当に嬉しいです!!屋外ライブ自体初めてなのでワクワクが止まりません(≧∀≦)
  • 4年越しのシャチサマ、新体制後初めてのシャチサマということで、全くもって何をやるのかわかりませんが、熱く楽しいライブになればと思います。
  • シャチサマ初めてで放水にビビってますが、きっと終わったらいつも通り楽しかったー!となる未来は見えてるのでシャチを信頼して当日を待ちます!!
  • 楽しみぃ!!!!
  • 2年越しのリベンジ、絶対楽しいに決まってるし楽しむ事しか考えておりません!
    TEAM SHACHIの野外とかワクワクが止まらないんですけど👏👏👏👏
  • シャチのワンマン野外ライブは初めてなのでめちゃくちゃ楽しみです!楽しさMAX、感動MAXのライブになる予感しかです。夢の途中来たらエモすぎだろうなー
  • 灼熱の会場でめちゃめちゃ熱いライブを期待してます
    暑さに負けないようにバリバリ鍛えちゃいますよ!
    大量の水浴びたーい😆
  • 燃え尽きるまでこのままで。
  • 夕暮れの中のTODAY聴きたい!楽しみ!
  • 仕事で行けないーー、、
    たのしんできてくださーい!
  • 雨天決行は必ずやるだろうな〜楽しみ!
  • 新規タフ民です!猛暑を吹き飛ばす勢いで盛り上がりましょう!!
  • 行きたいなぁ 仕事休めんかなぁ
  • シャチサマの出来次第で、武道館がグッと近づく気がする…
  • 選曲した3曲は、屋外開催のシャチサマで聴いて盛り上がりたい曲です。
  • 過去に囚われず、今の SHACHIを楽しんで下さい
  • もういくつ寝ると。に迫ってきたシャチサマ
    果たして放水は本当に60リットル(大黒談)なのか!
    炎はどのくらい上がるのか!
    最近やたらと匂わせるサマラバはやるのか!
    このわくわく感がたまらないですねー
    全人類は7/10大阪に来たほうがいいと思います←
  • シャチサマの御成功を祈ってます🙏💚❤️💙💜
  • パフォーマンスの熱さ、楽曲の激しさ、踊り狂って解放感弾ける楽しさ。どこをとってもやっぱりTEAM SHACHIは夏が似合うグループだと思います!夏そのものを、TEAM SHACHIの舞台装置にしちゃう!そんなイメージです。自分にとっては初のシャチサマで、何がどう飛び出すのか予測不能ですが、シャチさんなら、シャチにしかできないとびきりの破茶滅茶を仕掛けてくれると確信しています!
    燃え上がりましょう🤣
  • タフ民になって1年半ほどなので、シャチサマへは初めての参戦です!初めてゆえ勝手はわからずですが、最高に盛り上がる準備はできています!みんなで最高の夏にしましょう!!
  • 初のシャチサマ。ほんと濡れるの?着替えどうしようとかワクワク始まってます
  • 暑さで倒れるのが先か?水でトサカが倒されるのが先か勝負です。
  • しゃちサマ楽しみすぎて高まっております!!
  • 野外シャチサマ久しぶりなので無事開催願います!!
  • 世界で1番熱い場所にしましょう!
  • 初めてのシャチサマなのですが、想像もつきませんがはちゃめちゃに楽しむぞ〜
  • シャチサマ初参戦に向けて水浴びる訓練中♨️
  • HONEY」はリリース当初から夏の夕方にピッタリだと思っていたので、遂にきたぞという感じです。
    「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」みたいな熱い曲と放水でぶち上がり、「ちぐはぐ・ランナーズ・ハイ」みたいな爽やかな曲でシャチメンの歌声に酔いしれる、そんなシャチサマを期待してます!楽しむ準備はできてるぞ〜!
  • シャチサマはマジで熱い夏になる。
    TEAMSHACHIの野外でアガらないはずがない!メンバーに負けない位盛り上がるぞ〜
  • 熱い夏にしような!
  • タフ民になって初のシャチサマで、毎日カウントダウンして楽しみにしています!
    実は2年前にもチケットをとったのですがコロナで中止になったので、同じ大阪野音でリベンジできて嬉しいです!
  • 久しぶりのシャチで初めての野外!踊り狂いますーー!
  • 暑くなりそうなので放水の届く場所で参加したい
  • 2015年ぶりの野外ワンマン、楽しみにしております❗
  • みんなで体感温度を100度まで上げて大阪を沸騰させちゃいましょう!そのまま蒸発しても悔いはないっ!
  • 最初の2曲は すぐに決まった が3曲目.... 雨天決行 にした!!!!
    きっと今年 2022年大阪・野外 を以てTEAM SHACHIの曲として夏の決定打となるであろう1曲(※週間天気予報を眺めながら)
    全通だけが偉いわけではないけど全通は偉い シャチサマ全通をかけた 残り8日が明日から始まる
    あとBURNING FESTIVALに関してはセットリスト1曲目だとも予想する。
  • 2019のロッキンで気になり始めたので、セトリの出だし3曲を選びました!このロッキンが夏でした!!
  • 最高に熱いライブになりますように!
  • しゃちサマ2015の円盤が出た当時、何度も何度も繰り返し見ていました。7年の時を経て今年の春、TEAMSHACHIとなった彼女たちのライブに初めて参戦しました。
    楽しすぎてすぐにシャチサマも参戦を決めました。
    野外でのシャチサマはあの2015以来だそうですね。
    すごくすごく楽しみです。
    アツいライブにしましょう!
  • 2年前の分まで暴れる準備は出来ています!
    みんなで燃え尽きよう!笑
  • ハルチャンスキー

※私に向けたメッセージを入れてくださった方ありがとうございました!全部読んでます!

 

Spotifyプレイリスト・Youtube再生リスト

今回選出された楽曲のプレイリスト・再生リストを作成しました。
予習にぜひどうぞ。

Spotifyプレイリスト(まさかの夏活がサブスクにない)

open.spotify.com

youtube再生リスト

youtube.com

 

おわりに

今回もたくさんの方から協力をいただきました。本当にありがとうございます。
もしこのブログが、みなさんの楽しみをちょっとでも増幅させる味の素みたいな存在になれたらいいなあと思います。

十人十色の「夏曲」を見て、タフ民というのは「僕たちの色色混ざり合ってほら新しい色」な集合体なのだなといつも思います。
そんな「色色」なみなさんと、TEAM SHACHIを通して一つになれることが楽しく、良い空間だなと思うのでした。

TEAM SHACHIの夏はまだまだ始まったばかり。ハチャメチャに楽しみましょう!

 

あと、7/10シャチサマ当日は参議院議員選挙投票日です。
遠征民は期日前投票をわすれずにしましょうねー!

5月の現場まとめ

久しぶりになってしまった今月の現場まとめ。

書きたい時と、そこまでモチベが上がらないときの差が激しい。まあ、気が向いたときにぼちぼち書きます。

私のための記録だけれど、お暇な方はゆるりとお付き合いください。

 

5/7開歌-かいか-三周年記念ワンマンライブ「皐月歌」

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date 5.7 at.1000CLUB

佐々木亜実さんの卒業ライブだった。佐々木亜実さんは、 パワフルな歌声と、晴れやかな「やりきった」 という表情で最後のステージを駆け抜けた。 とてもいい卒業公演だったと思う。
開歌のはじめましては、2021年の@jam。「折々」 のリリースイベントを経て、今回の単独公演参加に至る。
歌が非常に上手く、 楽曲から四季を感じたりと非常に透明感と品があるグループだ。
推しメンは、南雲咲良さん。かわいいよりも「美人」 と形容するにふさわしい容姿と、 キュートなボーカルのギャップが魅力だ。
ワンマンライブということもあり、かなり装飾が凝っていた。 ステージは花やグリーンをメインに飾り付けられており、 ボタニカルなイメージだ。
開歌の品の良さも相まって、 かなり世界観が強化されるものだったと思う。
開歌は、牧歌的な「だれかに会えるなら」 等をはじめとしたどこかのんびりしたような楽曲のイメージがある が、一番良かったのは「かいかのMusic」だった。 これは以前@jamでも見たが、 今回のパフォーマンスは演出も相まってより良く見えた。
ダンサブルなナンバーにあわせてギラついたミラーボールが回る。 清楚なイメージを持つ開歌の違った側面を垣間見た気がする。
一番好きな「燦然」は、 本編が終わっても披露されることはなかったので、 あの壮大なスケール感はアンコールラストか、 と思っていたがやはりそうだった。
玉置浩二の「田園」を思わせる「ただここに存在すること」 への讃歌は、 いま佐々木亜実が放つアイドルとしての煌めきへの讃歌に聞こえ、 眩しかった。
開歌に誘ってくれた大学時代の先輩は、 リピートして単独に来てくれるとは思わなかったと言っていたが、 私は歌が上手い子が好きなんだ。

 

ukka New Style LIVE TOUR 2022 An encore Show『No cap?』

date 5.6 at 恵比寿ガーデンホール

ukkaの春ツアーには、名古屋公演の1部に参加した。だから、 追加公演はどうしようかな〜と思っていた。
別現場でツアーに複数公演参戦して、 あーやっぱちょっと飽きるよな、 なんて思った記憶も脳裏にあった。
でも、「MORE!×3」のリリイベでオタクと交流を重ね、あ、 行きまーすなんて言っていたので結局恵比寿にいた。
結論、行ってよかったなあと思う。
「No  cap?」は「マジか!」の意、ということで、「マジか!」 というようなことが起こるよとMCで説明され、 何かと思っていたら、ミニアルバム「T.O.N.E」 の各メンバーフィーチャー曲を、 メンバー入れ替えでソロパフォーマンスし始めたのだ。
メンバーフィーチャー曲のソロパフォーマンスはツアーで毎回披露されてきたが、メンバー入れ替えには驚いた。
ガールズナイト」は芹澤もあ、「シャイニーシティーライツ」 は茜空、「ファンファーレ」は村星りじゅ、「パーティー」 は川瀬あやめが披露した。
芹澤もあの「ガールズナイト」は、 ボーイッシュなボーカルが光った。「ガールズナイト」 と高らかに歌う声は、なんだかとっても爽やかだった。

芹澤もあのことを、ビジュアルとボーカルを評して勝手に「ジャニーズJr.にいそう」と思っていたがまあそんな感じだった。これまでかわいいもあちゃんをたくさん見てきたが、かっこいいもあちゃんはたまらない。
茜空の「Shining City Lights」は、 茜空メイドされていてガラッと雰囲気を変えていた。 トランス状態のようにある彼女がダンスで魅せる。 普段の慈愛に溢れた空気感とはガラッと変わって、 都会の洗練されたイメージが強く引き出されていたように思う。
村星りじゅの「ファンファーレ」は、 彼女の真っ直ぐな性格が歌声に現れているようだった。

あやめちゃんの少しのエモさが加わる「スタートライン」とはまた違った、晴れ渡る青い空のような開放感のある「スタートライン」が忘れられない。この広がりがあってよく通る声が私は好きなんだ、と改めて認識した。

川瀬あやめの「Party Goes on」は意外性があった。サバサバしているイメージがあるあやめちゃんは、「ラジカセ担いでる感じ」のパーティをイメージしてパフォーマンスしたという。

なにかと矢面に立つことが多いあやめちゃんのかわいい姿は新鮮で、Nocapだなあ、なんて思ったりもした。

結城りな・葵るりコンビはこのツアー通してパフォーマンスしてきた「WINGS」を。

生まれたての雛鳥だったふたり。私が見た名古屋公演での「WINGS」よりも何段もパフォーマンスがよくて、ukkaというチームに馴染んできたのだな、と感じた。

フィーチャー曲シャッフルを経たあとは、ボサノバ調の「リンドバーグ」、ロックアレンジされた「おねがいよ」など、ツアーではおなじみの楽曲たちが続く。

こうしてパフォーマンスをすべて終えあやめちゃんが「No Nocapですね?」なんて笑ったあと、さらなる「No cap」な事態が起きた。

聞き慣れない男性の声が会場に響き、演歌歌手の山本譲二が会場に現れた。予想外の動きだったようで、メンバーが上手に寄る中呆然とセンター付近に立ち尽くするりちゃんを茜空さんがものすごい勢いで回収していった姿に、あわてぶりがうかがえる。

発表されたのは、テイチクエンタテインメントからのメジャーデビューだった。

まさにNo cap。驚いた。そして、メジャーデビューの瞬間に立ち会えたのは初めてのことだった。

6人6様のコメント(村星りじゅは、びっくりして擦りむいたと笑っていた。愛しい。)を受け、これから更に羽ばたいていくukkaに期待を大きく膨らませる、そんな「行ってよかった」ライブだった。

 

舞台アオアシ

date 5.18/5.22 at こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ

秋本帆華が出演する舞台。2019年に上演されたものの再演で、秋本帆華は初演に続き海堂杏里役での出演だった。

2019年の初演当時、私は秋本帆華の演じる海堂杏里がもう好きで好きで仕方なく、シアター1010に通い詰めていたのは記憶に新しい。

幸運なことに、アオアシは舞台としても楽しめるものだったことも、再演に対する期待値が上がる要因だったように思う。

当然、再演も良かった。前作に引き続き凄まじい運動量。最前列で観劇した時は玉の汗がキラキラ光っていた。また、阿久津役の橋本全一さんは最前で見るとガタイの良さと凄みがすさまじく、「うわっ阿久津怖っ!」と怯えた(褒めてます)。初演では阿久津まじ怖い、役どころもやなやつだな、好きになれるところがあんまりないキャラだなあ、なんて思っていたが、何度も見ていると癖になったのか結構好きだ。ブロマイドも手元に残している。

(なお、推しとか全て抜きにして好きなキャラクターは橘と伊達コーチ。福田監督に「望」って呼ばれてるのを見て私の中の別人格のオタクが暴れだしそうになった。どうどう。橘は、なんというか「できない人間の気持ちがわかる」タイプの人間で、まあそういうキャラクターが好き。)

初日、主演のあおいさんはカーテンコールで言葉をつまらせていて、ああいい人なんだろうなと思ったことが印象深い。

千穐楽のダブルカーテンコールでは、あおいさんはまた声を詰まらせながら、観客と、共に舞台を作り上げてきた共演者たちに拍手を贈り名残惜しそうに舞台を去っていった。

海堂杏里は見せ場が4つある。

ひとつは、初めて登場するシーン。サッカー知識を披露しながら現れ、天真爛漫だがややサッカー知識に乏しいもうひとりのヒロイン、一条花と対比されるシーン。お高く止まったオーナーの娘でちょっと嫌なヤツ、という描き方。秋本帆華は、「令嬢」感を立ち姿で表し、凛とした声で美しくあるがゆえに嫌味な存在になってしまう、そんな美少女感を見事に演出していた。

2つ目は、葦人のポジションチェンジに対して困惑するシーン。大好きな福田監督の意図がわからず、冨樫・本木に持論をまくしたてる。

雑駁に言えば面倒くさく、自身の価値観に固執するオタク。早口でまくしたてながらわからない、と困惑する姿は、まさに富樫が指摘した「真ん中の方が偉いと思っている」という、自身の価値観に固執しているオタクそとものだった。

3つ目は対武蔵野戦、解説役やテンポ感のコントロール役としての活躍ぶり。

空間を裂くような、「今回の戦術はダイレクトプレイサッカー」というセリフ。これでガラッと板の上のテンションが変わる。爽快だった。

秋本帆華の声があるから、試合のシーンがキリッと締まる、そんな印象だ。

特に試合冒頭、弁士のような役割をこなす彼女は「おっとり」な普段の姿とはかけ離れている。役者だった。

そして最後、花と友情を確かめるシーン。

ヒロイン二人だけが舞台に残り、花がスポーツ外科医になりたいと語るシーン。冒頭の出会いこそお互い「嫌なヤツ」という雰囲気を出していたものの、少しずつお互いに心を開いていく。

花に聞かれ、「監督になりたい」と語る杏里は、花の夢は?と語りかける。この語りかけ方が、丸く角の取れた声色と柔らかい笑顔で、花に対する感情の変化がよく表現されていた。

メインキャラクターではないので、片手で数えるほどしか出番はないが、シーンごとにキャラクターの異なる側面を演じる役どころをきっちりこなしている姿は「私の推しすごいだろ!!!!」と大声で叫びたくなったし、実際叫んだ(もちろん現場でではない。)。
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大好き、の図。結局自引きできたのは1枚だけだった。114種ランダムを許すな。

 

ごにょ口

date 5.25 at 阿佐ヶ谷ロフトA

瀬戸口俊介さんが一人でお話するイベント。

初めて阿佐ヶ谷ロフトAに行ったが、サブカルのにおいがめちゃめちゃしていい。阿佐ヶ谷ロフトAは、飲食代が演者にバックされるらしくてたくさん飲み食いしてしまった。コーン茶ハイとか初めてのんだ(味がついてないポップコーンの味がした)し、フード類も美味しかった。

取止めもない色んな話(胡散臭いと言われる話、ボーダー柄を着る人の心理、人間ドックの話など)を飲み食いしながら、ケラケラ笑いながら見られるのは本当に楽しかった。

客席の空気も和やかで、なかなか良い現場だったのでその場で次回のチケットも購入。(誰が整番一番を引くか競っていたものの、チケ発の時間になっても一向にチケットが更新されずやんやんみんなで言っていたのが超面白かった。)

わたしは割とゲラなので、ずーっと笑っていたら終演後に笑っててくれましたね、と瀬戸口さんに言われてちょっとこそばゆくなったりした。某部屋も、毎週自宅でゲラゲラ笑いながら見ている。

 

IDOL STAGE FES vol.2

date 5.28 at 神奈川県民ホール

TEAM SHACHIとしてこういうフェスに出るのは珍しかったのだが、ここ最近精力的に出演している。いいことだ。

たくさんのアイドルさんが出演していて、ほえー、みんなかわいいな〜などと思いながら鑑賞。

Task have Funは以前からフェスで見る機会があって、この日も楽しみにしていた。初見でも踊れる楽しい曲が多くて、ついつい見てしまう。

バンドサウンド+ホーンという、まあ好きだろうな、みたいな楽曲も相まって超楽しかった。

記念に特典会の列に並んだ。めちゃくちゃ可愛くて、めちゃめちゃ細くて、めちゃめちゃ優しい。

特典会の列で、私の前でスタッフさんが別の列に行ってしまい、熊澤風花さんとわたしの「特典会は始まっていないけどふたりの時間」が訪れてしまい、「いやこれ金銭発生してない時間だから目あわせていいの?合わせないのも失礼?わからん!うわ熊澤風花さんかわいいめっちゃこっち見てるかわいいうわー!(早口)」みたいなことを考えながら謎の会釈をしていた。特典会一年生です。

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めちゃめちゃオタクに寄ってくれるの、優しくないですか。やさしい。

 

我軍TEAM SHACHIは、とても楽しいセットリストで「そうそうフェスはこれだよ!」という感覚。

きちんと新旧織り交ぜて「今のTEAM SHACHI」を外に出せるの、すごくいいことだと思う。OEOEOでは会場にものすごいどよめきが起きて、なんだか楽しくなった。(間奏のスーパーレスタイムで秋本帆華の指先を付け狙っていたら苦笑いされた気がするしバーンしてもらえたので幸。)

それにしても、どんな場に出しても強い「Rocket Qeen」は本当にすごい楽曲だなあと常々思う。イントロから興味を引いて、メンバー全員に見せ場があって、疾走感が気持ちよくて。

短い時間にシャチはこんなグループ!と詰め込めた天晴なライブだった。


f:id:mn37s:20220604090527j:imageオタクがきもすぎたので割愛。可愛い顔をリクエスト。
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アオアシのOPで福田監督をみつけてはわわ〜としてる姿の再現。「よく見てらっしゃる〜」てそりゃ、ほのかちゃんばっか見てるよ。

その他、わーすたの三品さんは幸せにしてくれそうだな、とか、SKE48の新井優希ちゃんがかわいいなあとかそんなことを思った。軽率、やめたい。

 

ハマフェス Y163 Live STADIUM

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date 5.29 at 横浜スタジアム

私立恵比寿中学が出演する番組「関内デビル」絡みでの出演。久々の私立恵比寿中学との共演。

この日は本当に灼熱で、ギラギラの日差しにやるかやられるか、みたいな気候。雲ひとつない晴れ空は清々しく、早めについて中華街をぶらつくなど横浜にお金を落とした。

ライブでは、ファーストサマーウイカさんのパワフルな歌声を浴びたり、サイプレス上野とロベルト吉野さんの盛り上げ上手さを堪能。

特にサ上とロ吉さんは、観客ほぼほぼアイドルオタクのドアウェイ現場にして本当に盛り上げ方が素晴らしくて、ヒップホップか〜と思っていた自分をぶん殴りたくなった。

さて、TEAM SHACHIだ。

晴天に、秋本帆華の「アイキャンスト〜〜ップ」の声が響き渡る。うわっっっっつ!!!!これは2015年にインフルエンザとと戦いながら開催された「俺のエビしゃちライブ」で伝説になった「ティッシュ」のTEAM SHACHIカバー!!!!(早口)

興奮しすぎて頭がおかしくなった。ヘドバンしようと思ってしきれなくて、転けそうになって座っちゃったの面白かった。

その勢いを殺さずに「こだま」でシャチのライブに引き込んだのは天才の所業。

楽しく踊って、ステージに用意されるスタンドマイク。ダッダーン、と響くギターと鍵盤の音色。「ちぐはぐ・ランナーズ・ハイ」。

開演前、きょうは野外でお天気もいいし、昼間だし、広いスタジアムだし何が似合うかなあ、などとお遊び半分に考えていた。

「ちぐはぐ・ランナーズ・ハイ」は、鍵とギターで構成される疾走感溢れるナンバー。この、「行く先もわからぬまま走り続ける」歌を、風に髪の毛をなびかせながら歌う彼女らが青空に映えすぎて、これだよこれ!と心の中で叫んだ。

そして「HORIZON」で研ぎ澄まされたスキルを見つけ、「Rocket Queen」でギアをあげる。ここでもまた、「Rocket Queen」の楽曲の強さを見せつけられた。トップギアぶっちぎりもできるが、一つギアを上げる役割だってこなせてしまう。本当にワイルドカードだ。もちろん、これをワイルドカードたらしめているのはメンバーのスキルがあるからだ。

ラストを飾るのは「抱きしめてアンセム」。

フェスの場でおもうのが、「このグループと言ったらこれだよね」な曲があると強い、ということ。昔とった杵柄感は否めないが、やはり「アンセム」は、チームしゃちほこから大切に育てたまさに「ライブアンセム」だ。知っている曲がかかるとやはり嬉しいものだし、みんな知っているんだな、と見てるこっちも嬉しいものだ。

横浜スタジアムで踊るアンセムは格別で、少し小麦色になった肌を見るたびに思い出す初夏の思い出になった。

 

私立恵比寿中学は、さすがのパフォーマンス。新メンバー3人のスキルが昨年の同時期と比べ物にならないくらい上がっていて驚いた。

青空の下で聴く「イヤフォン・ライオット」良すぎたし、「オメカシ・フィーバー」は楽しすぎた。

「感情電車」は、何度聞いても小林歌穂さんの歌声にほろほろと心が溶かされてしまう。筆舌に尽くしがたい柔らかい歌声に力まで抜けてしまって、直立不動で浴びていた。

とにかくスキルフルで、さすが先輩、と唸る。またお呼ばれがあれば嬉しいな。

 

5月は結構行ったかな、と思いつつそうでもなかった。

とはいえ、落ち着いていこう。

光り輝く10年の軌跡 TEAM SHACHI 猪突猛進!猛進!猛進!猛進!ツアー名古屋公演レポート

2022年4月9日、10日。TEAM SHACHIは愛知県日本特殊陶業市民会館ビレッジホールにて、10周年を記念した公演が行われた。
データを半分以上失うという憂き目に遭いながらも、このライブを通して感じたことを記録する。

(本来全曲レビューがあったが、途中ですべてのデータが飛んだ。復元を試みるものの、困難だったため残ったものを供養するとともに記憶の放流としてアップロードします。)

 

総括

素晴らしいライブだったと思う。
かつてライブの始まりを告げていBlur「song2」が流れた瞬間、私はこれまで見てきた様々なライブへの期待の気持ちが蘇り、体に沸き上がるのを感じた。間違いなく、このライブはとてつもないものになる、そう確信を持ったのだ。
そしてカチ、カチ、カチと時計の針の音が会場に響き、「人間50年、アイドル5年」と謳われる。かつてのチームしゃちほこのライブの始まりだった。
路上デビューにまつわる曲として印象深い「ごぶれい!しゃちほこでらックス」から始まり、「ピザです!」や「トリプルセブン」「そこそこプレミアム」など、怒涛の勢いでスターダムを駆け上がっていた頃の雰囲気を放出しつつ、「首都移転計画」「愛の地球祭」「いいくらし」のEDM調のメジャーデビュー直後のシングルM1を集めた通称「ヘンテコリン3部作」をメドレーで披露するなどメジャーデビュー直後の空気をしっかり引き出していた。
また、中盤の「ULTRA超MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」、「パレードは夜空を翔ける」、「colors」の流れは結成5周年の「VICTORY YEAR」を連想するものであったように思う。
更には、「DREAMER」(1日目)、「ROSE FIGHTERS」(2日目)、「HORIZON」、「番狂わせてGODDESS」と改名後の印象深いシーンも忘れない。
この流れの中で、中盤降はブラス民、バンド民と順次合流し、一つ一つギアをあげていく姿は、パフォーマンスを研ぎ澄ませていった改名後のライブの変化を象徴しているようにも感じる。
アンコールでは、持ち歌が少なかった頃に披露していた「ダイビング」(1日目)、「最強パレパレード」(2日目)に続き、かつてのアンコール定番曲「マジ感謝」(1日目)、「でらディスコ」(2日目)を披露し、改めてこの10年の長い歴史を感じさせるものとなっていた。

過去を振り返る公演である一方で、決して新規を置いてけぼりにすることのない構成であった、と私は思っている。
セットリストを俯瞰してわかることがだが、ほぼチームしゃちほこ時代の楽曲である一方、改名後未披露の曲はかなり少なかったように感じる。「ULTRA超MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」や、「抱きしめてアンセム」「パレードは夜空を翔ける」「JUMP MAN」は改名後も積極的に披露されてきた。
「乙女受験戦争」「恋人はスナイパー」は、「浅野EP」で再録・リアレンジverがリリースされている楽曲であり、TEAM SHACHI楽曲でもあると言えるだろう。
また、「首都移転計画」「Cherie!」は本公演も含まれる「猪突猛進!猛進!猛進!猛進!ツアー」でも披露されており、耳に馴染んだ新規も多かったことだろう。
どの楽曲も思い出深いものでありながら、懐古趣味だけにならないこのバランス感覚の素晴らしさが、多くのタフ民を満足させる公演にもつながったのだと思う。
このホスピタリティ、最高である。


時空を翔ける楽曲たち

2016年から2018年を旅したcolors

「僕達の色々」と、咲良菜緒が歌い始めたときに鳥肌が立った。続いて、坂本遥奈秋本帆華が歌い継ぎ、大黒柚姫が「鮮やかに塗りつぶすのさ」と歌いあげた。
間があった。なぜか、「お願いします、鳴ってください」と声が聞こえた気がした。
そしてイントロが流れ始めた。
2016年に行われた武道館公演「真夏のPOWER BALL」でのサプライズ披露と全く同じだったのだ。
当時、メンバーがどうしても披露したい楽曲があったのにセットリストにはなく、本編の最後で「音が鳴るかわからない」と言いながら歌いだしたそれと完全に一致していた。
メンバーがライブの制作に深く関わるきっかけとなった瞬間を2022年の4月に再現したのだ。
膝から崩れ落ちそうになりながら、ならばラストの「鮮やかに塗りつぶすのさ」は当時と同じく全員で歌うのだろうな、と思っていたが、大黒柚姫一人が歌い上げて終わった。あれ?と思っている中、すぐさま暗転し、メンバーひとりひとりが、メンバーカラーのスポットライトで照らされた。ここで私は理解した。様々な思いが巡るこの曲は、時空を超えているのだと。
メンバーカラーのスポットライトで照らす演出は、2018年を12月に行われた「全速前進 聖なる本編」での演出と全く同じだった。
2日目、この気づきを基に注意して見てみると、サビでは階段を使用して歌っていた。これは2016年11月、安藤ゆず卒業公演の「colors」の演出の再現であろう。

纏めると、2016年8月→2016年11月→2018年12月とチームしゃちほこからTEAMSHACHI双方を繋げた形となる。
印象的な演出が多く、エポックメイキングなシーンが多いcolorsだが、この演出たちを一つにまとめてしまった手腕に恐れ入る。
ファンの私が涙が止まらなくなってしまったのだから、当然私が知らないところまで知っているメンバーはよりグッと心に来るものがあっただろう。2日目、メンバーたちが目に涙を浮かべながらも美しい歌声を響かせているのを見て、10年の月日の長さを感じたのだった。

3回目のリスタートを象徴する「プロフェッショナル思春期」

「プロフェッショナル思春期」は「リスタート」の楽曲だと思っている。
同曲がリリースされたのは、2017年2月末、5周年イヤーの締めくくりとして「おわりとはじまり」というタイトルのアルバムに収録された。
5周年は結成当初から標榜してきた「人間50年、アイドル5年」の節目であり、誰もが一旦の区切りだと思ってきた頃だ。この5年目の終わり、1年目から目標としてきた日本ガイシホールで披露されたのが印象深い。
ここでは、新たな目標として「Road to ナゴヤドーム前矢田」、つまりナゴヤドーム公演を目指すことが発表された。アイドル5年に区切りをつけて、新たなスタートを切った瞬間だった。
また、「プロフェッショナル思春期」を印象深くパフォーマンスしたのが2019年の「かなたツアー」だ。時空をかける列車「かなた」をモチーフとした公演のラストで、ブラスアレンジが施された「プロフェッショナル思春期」を披露した。楽曲の最後には、ステージの上でメンバーが三つ指をついて礼をし、ブラスの音色が鳴り続ける中そのまま顔をあげずに緞帳が降りていった。そして、緞帳が降り切ってもブラスの音は鳴り止まない。これがなんとも「続いていくこと」を象徴させる一方、「祭りのあと」的な寂しさを思わせ、ドラマチックな演出だったことをよく覚えている。
当時はTEAMSHACHIとしての初めてのツアーであり、様々な演出を模索する期間だったと感じていて、これもまた新たな歩みを象徴するものだ、と感じた。

10周年記念公演では、アンコールの最後でこれまで所属してきたワーナーミュージック内のレーベルunBORDEを卒業し自主レーベルの立ち上げが発表された。
これもまた、新たな歩みと言えるだろう。「華やかなステージが鼓動で揺れて見えた」と、その歌詞のとおり、ステージは眩しく、華やかだった。「戦い続けるよ」「絶えずはじまり続けてる」、彼女たちはそれを体現していた。
そして、10周年という節目のライブの終盤で再出発の歌が歌われることが、どうしょうもなく嬉しかったのだ。
この曲の最後は、マイクを床に置き、深々と三つ指をついて礼をしたあと再びそのマイクを手に取り立ち上がり、高く掲げる。これがどうしようもなく彼女らの決意に見えて仕方がなかった。

 

圧倒的な「TEAM SHACHI」のライブ

ここまで思い出を振り返りながら公演を紐解いてみたが、全体を通して強く感じたのは「チームしゃちほこ」でもなく「TEAM SHACHI(シャチ)」でもなく、まぎれもなく「TEAM SHACHI(チームシャチ)」のライブだった、ということだ。
10年目の節目、まだ「シャチ」だった彼女らはパシフィコ横浜公演に向け「チームしゃちほことTEAM SHACHIの融合」を掲げてパフォーマンスを研ぎ澄ませてきた。
これを踏まえると、今回の公演は「チームしゃちほこ」に巻き戻る可能性があるものだった。実際、4人でパフォーマンスをした前半は「チームしゃちほこ」との頃に戻った感覚が強く、10周年・しゃちほこの日に鑑みれば、差支えのない、また嬉しいものであった。

一方で、ブラス民・バンド民が参加してからのパフォーマンスは一気に「TEAM SHACHI」になっていたと思う。
特に、「恋人はスナイパー」に対してこの印象を強く持った。同曲は、「ごぶれい!しゃちほこでらックス」と同じ路上デビューの曲であり、ともに同じシングルに両A面としてリリースされている。今回のライブでは、この2曲が強く対比されているように感じる。
「スナイパー」は、前述のとおり「浅野EP」に再録・リアレンジされ、今回はリアレンジバージョンでの披露だった。冒頭の秋本帆華の「見てー!」に重なるのは、ブラスの華やかな音色と、歪むギター、重厚なドラム、ベースの音色だ。
「チームしゃちほこ」を象徴した楽曲が、重厚なサウンドに支えられ見事に「TEAM SHACHI」の楽曲として生まれ変わっていた。
「スナイパー」は前半に持ってくるかと思っていたが、後半に据えたのは「TEAM SHACHI」の姿を示すためだったのかと膝を打った。この「スナイパー」以降、完全にTEAM SHACHIのライブに切り替わって行ったこと、このきっかけが「スナイパー」だったことが「TEAM SHACHIとチームしゃちほこの融合」を強く示している。

そして本編最後を飾ったのは最新曲の「Rainbow」であった。「Rainbow」はツアーの中で最後に完成した楽曲である。この一方で、チームしゃちほこ時代からリリースのタイミングを窺っていたものでもあることは、折に触れて語られている。
このライブが至るところはやはり最新のTEAM SHACHIであり、目の前にいるのはかつてチームしゃちほこだった、TEAM SHACHI(シャチ)だった彼女らだ。そしていまここにあることがどれだけかけがえのないことだろうか。

私は、いつでもチームしゃちほこ・TEAM SHACHIは「今が最高」だと思ってきた。10周年の節目で、それを証明するかのようなセットリスト・演出が組まれ、ステージの向こうと強く気持ちが結びついた感覚になった。
「いつもいつまでも I will there for you」この言葉をわたしは信じているし、私もそうありたいと思っている。

乗り越えてここにいる――チームしゃちほこ・TEAM SHACHIデビュー10周年によせて

私がチームしゃちほこと初めて対面したのは、 2013年の4月7日、 名古屋城で行われた1周年記念ライブだった。あのとき私は新入社員で、偶然名古屋近辺に研修に来ており、 軽い気持ちで見に行ったことを覚えている。
初めて単独ライブに行ったのはその数カ月後の8月18日、 センチュリーホールでのライブだった。
そこから坂道を転がるようにハマっていって、 なかなか現場に行けない時期もあったが今日ででファン歴9周年、10年目になる。

話は変わるが、私はかなり飽き性だと自覚している。 中高生の頃は好きなものが3ヶ月スパンで変わっていった。 大学生になってもそれはあまり変わらなかった。だから、何年もずっと好きなものがある人を、羨ましいと思っていた。

そして今どうだろう。アイドルオタクになってもう10年以上経つ。私はことし32になるので、人生の1/ 3はアイドルオタクだ。

そのうちの9年、チームしゃちほこ及びチームシャチを応援してい ることになる。

長く応援し続けている≒私がすごい、という話をしたいのではない。
ここまで長く応援してきて改めて、私の心を惹きつけ続ける彼女たちの求心力の凄さに感心し、その中で何度救われてきたことだろう、と思わずにいられないのだ。

正直、運営に何度モヤモヤしたか数え切れない。メンバーの締まりのないステージ上での振る舞いに、もうちょっと気を引き締めてほしいなあ、と思ったことも一度ではない。
落ち続ける動員に肝を冷やして、いつ燃え尽きてしまうかと恐れていた時期もあった。
それでも、蓋を開けたら秋本帆華咲良菜緒大黒柚姫坂本遥奈は10年続けた。そして私はいま、応援し始めた当初より、もっと強い熱量で彼女たちを見つめている。

ファンになってすぐ、営業職をしていたころ、苦しくてつらい日々を彼女らに会える日を指折り数えて乗り越えた。
秋本帆華と、たった数十秒でも、好きなものを語り合えることが幸せだった。

彼女たちの成長を見、あまりの眩しさに目をくらませながら何度感情を揺さぶられて泣いただろうか。

10年目には、 困難と思えたパシフィコ横浜公演を地道な努力により無事に成功させ、その胆力に驚いた。

そして、ライブに行けば必ず、何もかも忘れて「楽しい」 だけに没頭できるこ瞬間があった。
歌やダンスの上手い下手は関係ない。とにかく楽しくて、 何もかも忘れられる場所。「抱きしめてアンセム」に代表されるような、誰も彼もがバカになれるそんな空間。
バカになって判断能力が極限まで低下したとき、おぼろげに見えるのはいつだって笑顔だった。
だからずっと、好きなんだろうと思う。

一度身体の中を何もかも空にして、 エネルギーをすべて放出しながらまた満タンにして帰る。 そんなライブがあるから、私は生きてこられたという実感がある。

チームしゃちほこが、TEAM SHACHIが人生の中でこんなに大きな存在になるたは思っていなかった。
そんな存在に出会えて幸福だと心から思う。
そして、この10周年を祝えることがどんなに幸せか。

この奇跡は、私がずっと彼女らを好きでいることだけでなく、彼女らがステージに立ち続けてくれなければ成立しない。
まだ年端もいかない少女たちだった彼女たちが大人になる今まで、獣道にも思えるこの花道を歩き続けて、いや駆け抜け続けてくれたことこそ奇跡だ。

今日もスポットライトの下にいてくれて、ありがとう。
チームを支えてくれた安藤ゆず伊藤千由李にも惜しみない感謝を送りたい。

10周年おめでとう。
頑張ってきたほーちゃん、なおちゃん、ゆずき、 ハルちゃんに惜しみないお祝いとありがとうを。そしてこれからも、どうか燃え尽きるまでこのままで。

未来はここから今始まる――TEAM SHACHI 猪突!猛進!猛進!猛進!猛進!ツアー福島公演レポ



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2月12日、HIPSHOT JAPANにて行われたTEAM SHACHI 猪突!猛進!猛進!猛進!猛進!ツアー福島公演に行ってきた。 
今回特出ししてレポートを書いているのは、秋本帆華大黒柚姫坂本遥奈の3名体制のパフォーマンスとなり、これが記憶に残る、また記録に残したいものだったからだ。

本題に入る前に、経緯に触れておこう。
2月2日、咲良菜緒が新型コロナに感染したことが報告され、ツアーの初日仙台公演が延期、 翌日にセッティングされていた福島公演は4名でのパフォーマンスを期待したが、咲良菜緒は満足にパフォーマンスできる状態まで喉が回復せず、公演前日に3名でのパフォーマンスとなることが発表された。
2年ぶりの全国ツアーの幕がいよいよ開くことへの期待と、3名体制がどのような形になるのかという気持ちを胸に、東京駅の21番線から、やまびこ号に乗り込んだ。
そして郡山で見たTEAM SHACHIについて、語っていきたい。

(※今回のレポートは、極力ネタバレのないよう配慮しています。 ただし、「序破急」の項ではセットリストに触れているほか、 その他の項においても完全にネタバレを回避できるものではないので、ご承知おきください。)

目次


咲良菜緒の不在と3名シフト

咲良菜緒はTEAM SHACHIの歌唱の要だと思っている。
特に、アニメ「ドールズフロントライン」とのタイアップを果たした、これがなければ始まらない新曲「HORIZON」 は彼女の声質を十二分に活かすパート割りである。加えて、 どんどんこのパフォーマンスは研ぎ澄まされ続けており、 有り体に言えば「咲良菜緒がいなければ「HORIZON」は完成しない」 と思っていた。
私が正直にこう書けるのは、3名シフトでパフォーマンスされた「HORIZON」が想像以上の出来だったからだ。
「HORIZON」では、 咲良菜緒のパートは彼女が歌う音源を被せて秋本帆華が担当した。 正直、なおちゃんのパートは誰が歌うのだろう、 と思っていたところに推しが登場して思わず変な動きをしてしまった気がする。
冷静に考えれば、秋本帆華はユニゾン以外の歌唱パートを割り当てられていない。バランス・ 歌いやすさを考慮すれば順当な割当だろうとは思うのだが、あのおっとりボイスが咲良菜緒の歌唱音源の力を借りて「HORIZON」 にふさわしい仕上がりになっていたのだから驚きだ。
加えて、秋本帆華は声こそふわっとしているものの一貫してピッチの安定感 がある。だからこそ「SURVIVOR SURVIVOR」でエフェクトがかかるパートを任されている。 (※生エフェクトは、少しでもピッチが外れるとかからなくなってしまうらしい。だから、秋本帆華以外にできないのだと何かで語られていた)
それでいて、表情まで管理して「HORIZON」 の世界観を表現しきっていた。我が推しながら、急なプラン変更にも関わらずさらりとやってのけるこの姿にいたく感心ものだ。
それ以外の曲でも、咲良菜緒秋本帆華のパート変更は多かったように思う。
もちろん、秋本帆華だけでなく曲全体のバランスを見ながら、あるときは坂本遥奈が、ある時は大黒柚姫が、あるときは全員で咲良菜緒のパートをカバーしていた。
そして完成されたライブは、メンバーが一人不在であることを感じさせない完成度だった。

そして、3人という少人数ながらもパワーに満ち溢れたパフォーマンスだった。短時間で調整したとは思えないクオリティだ。
咲良菜緒は、公演の前日、インスタストーリーにて「あの3人なら大丈夫」とコメントしたが、 10年一緒に仕事をしてきた彼女の言うことが正しかったのだ。
咲良菜緒がいない穴を埋めるのではなく、3人がパフォーマーとして120%の力を出した結果、自然体のTEAM SHACHIがそこにあった。不思議と咲良菜緒が不在だという感じがなかったのは次項にまとめた明るさゆえなのか、それとも今は療養という仕事をこなしている咲良菜緒を思いやる言 葉がたくさんあったからだろうか。
とにかく、一人欠けていたにも関わらず満足感の高いライブだった。
これに咲良菜緒が合流したら、一体全体どうなってしまうのか。このツアーに対する期待がさらに高まっている。


とにかくあふれる楽しさと明るさ

今回、特にパフォーマンス中の楽しそうなメンバーの顔が印象に残った。
いつも彼女たちは楽しそうにパフォーマンスするが、「 レポートブログで項立てして書きたくなるほど」 パフォーマンスすることの楽しさが伝わってきた。
というのも、これまでTEAM SHACHIはコロナにただひたすらに振り回され続けてきて、 それでも負けずに泥臭く食らいついてきたし、その悔しさをぶつけて昇華させるような公演・パフォーマンスが多かったように感じ ている。それはそれで、タフでポジティブな熱いパフォーマンスだったのだが、同じ状況下にあって、今回はこれまでにないほど笑顔が溢れていたのだ。
もちろん、クールな表情で締める曲はあれど会場とともに盛り上がる曲はとにかく笑顔、笑顔。 ステージの上で体を動かすことが楽しくて仕方がないといった様相で印象に残った。
今回、幸いなことに1部は最前列で楽しませていただいたが、この笑顔がすごかった。例によって踊り狂っていたが、ふとメンバーと目が合うと本当に嬉しそうな顔をして笑ってくれる のだ。
まるで、「こんなに楽しんでいる姿を見られるのが嬉しい」 とでも言うように。
TEAM SHACHIのメンバーは、折に触れて楽しそうなタフ民の姿を見るのが楽しいと伝えてくれるが、本当にそう思ってくれているんだろうなという実感が持てる笑顔だった。特にハルちゃんが、踊り狂う私と目があうと「すごいね」 とか「いいね」とか「楽しそうだね」とか、 そんなニュアンスの表情をしてくれたことが印象深かった。ダンスリーダーのハルちゃんにお褒めいただいた気になって、ルンルンである。
とかく、この逆境だからこそステージに立って歌って踊れて、観客とともに盛り上がれることの喜びに満ち溢れたステージだった と思うし、会場のタフ民もきっとそれを感じていたと思う。
ハルちゃんはパシフィコ横浜までの道のりを振り返って「みんな強がっていたと思う」と語った。 そんなパシフィコを終えてから、とにかく自信に満ち溢れているなと感じるシーンが増えたように思うが、今回の公演に詰められた笑顔のパワーからもそれを感じた。
まるで、「菜緒がいなくても私達はちゃんとやれる、 だからゆっくり休んでほしい」とでも言うように。
逆境をバネにしてきたのがこれまでなら、逆境すら楽しんでしまうのが今だろう。まさに「 積み上げた過去をガソリンに」して、 猪突猛進を始めるツアーの助走にふさわしい。
そんな、ポジティブのギアが一つあがったTEAM SHACHIの姿が福島にあった。


序破急

(※セットリストのネタバレを含みます。なお、 本公演の構成は3人シフトの特別バージョンであり他のツアーとは 異なることが明かされています。)
1部・2部とも、TEAM SHACHIのお手本のようなライブだったように思う。
一発目から咲良菜緒不在の「HORIZON」で度肝を抜き、そのまま「SURVIVOR SURVIVOR」でぶん殴ってくる姿は攻撃力高すぎて倒れるかと思ったし、その後の「BURNING FESTIVAL」からの踊るパートではとにかく笑顔を振りまきながら踊る踊る。
中盤で各メンバーのソロを見られたのは今回の特別セットリストならでは。「One-One-Love」 はパシフィコ以来の披露となり、映像の発売を前にして良いものを見られた。
後半の盛り上がりは激アツからのエモーショナルで、特に1部の「 雨天決行」→「番狂わせてGODDESS」→「 抱きしめてアンセム」→「START」は怒涛、 首振りまくって翌日起きられななかったのは言うまでもない。
2部では最後の2曲が「DREAMER」→「Rose Fighters」と変わり、(おそらく) 久々のRose締めに大いに沸いた。
俯瞰して見れば、彼女らの魅力を全て味わえるTEAM SHACHI全部盛りといったところか。
この、緩急がしっかり効いた「序破急」 なセットリストは本当に見事だった。

普段は意味を読み取りたがる私だが何も考えずにただただ楽しい! その感情に包まれて幸福になれる、 そんなライブだったように思う。

大黒柚姫は、「人生に行き詰まったらTEAM SHACHIのライブに来てほしい。すべて解決してあげる」 と語ったが、 人生の色々をふっとばしてくれるパワーが確かにあるな、と実感したし、この楽しいライブで何度救われてきただろうか、そんな気持ちになった。


これからの猪突!猛進!猛進!猛進!猛進!ツアー

私がこのツアー初手の東北行きを決めた理由が、「 ツアーが始まったTLを、 まだ参戦していない状態で見ていられる自信がなかったから」 だった。
そして紆余曲折を経た初日の福島公演は、実質的には「ツアー初日」ではない。
今回の公演は3名シフトの特別公演であり、 アルバムに収録される新曲(おそらくRainbow、 positive beautiful)は披露されていない。また、 言外に本来であれば披露されるはずだったと取れる発言もあり、これは咲良菜緒が無事合流でき次第叶うものだろう。
わたしが行ったのは、 偶然できたワープゾーンのようなものだ。これが楽しかったのは、これまで語ってきたとおり。
しかし、猪突猛進はここから始まっている。暖機は十分、未来に向かって駆け出す彼女たちに、できる限り並走していきたいと感じる公演だった。

期待感が高まるこのツアー、やはり多くの人に見られるべきだろう。


今後のツアー予定

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【プレイガイド一般発売<先着>】
●イープラス:TEAM SHACHIのチケット情報 - イープラス
ローソンチケットチケット検索結果|チケット情報・販売・予約は | ローチケ(ローソンチケット)
●チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/teamshachi2022/


extra

いつも流れが悪くて組み込めない感想があり歯がゆいので、箇条書きで供養するコーナーを作りました。下に行くほど読まなくていいやつです。今回の公演に関する自身のツイートもまとめました。

  • 正直菜緒ちゃんの不在は不安だったけれど、誰かが不在でもきっちり仕事をこなせるチームっていいな、と思った。
    これから先、長く続ければ続けるほど色んなことがあって誰かがお休みせざるを得ない状況もあるし、それに対応できることが長く活動することの安心材料になるのではと思う。例えば安本彩花の休業を支えて、帰ってくる場所を守っていた私立恵比寿中学のように。
    この四人でも、きっとそれができると確信したし、それがチームだなと思った。当然フルメンバーがいいけど、誰かがいなくても大丈夫、これをポジティブに肯定できることがわかったのが、大きな収穫。
  • JUMP MANツアーを思い出しているタフ民が多いなという印象。メンバーもMCで触れていた。
    このとき私は人生がなかなか停滞していて、ほとんど現場にいけてなかったので悔しい。地元に来てたのに1公演も行かなかったの、初めてなんじゃないだろうか。
    でも、そんな時期があってもこうして戻ってこられる(そして悪化している)現場があって本当によかった。その頃支えていたタフ民にマジ感謝。ちゃんともっと支えられるようになって戻ってくることができました。
  • 顔認知ありの最前エグいなーと、突然生々しい話。
    大黒柚姫、私の動きのクセが強いと何度も言っていたけど、目があって若干ニヤってするので近いときは大人しくしてようかな!?と思った。でも間近で見る柚姫ちゃんすごかったよ。雨天決行のお腹がマジでコンプラ違反だよというくらいセクシーだった。
  • 何年も怖くて認知を確認できなかった秋本帆華、最近確認してからすごくスッキリしたんだけれど、それからというものの彼女から好かれている気がする(?)OEOEOで私と逆の上手方向から、私を狙撃してくれた(口パクの「バン!」)のはとうとう戦術人形になったとかそういうことなんですか?レベル70にしてリンク3にして1体もらってくね……。(わからない人はドルフロをプレイしてくれ)
  • 「まってるね」の秋本帆華、会場にいる全員と目を合わせようとしてるのか?というくらいよく会場を見ていたと思う。これは今回に限った話ではないので、おそらく彼女にとって特別な曲なんだろう。わたしは「むき出しの秋本帆華」だと思っている。
  • startの「その手握りしめるからずっと離れないで」のパート、目の前で秋本帆華が歌っていてそれをかぶりつきで見ていて、二人の空間だと錯覚してしまうほどだった。目はあっていたと思う。
    なんか一蓮托生、と思って思わずペンライトを前に出してしまって(ステージとは1メートルくらいあるので絶対手は届かない)、本当にこの手を握りしめられたような気持ちになった。
    ちょっと前に、「この仲だよ」と言われたばかりなので、なんというか心が通じたというか、すごいエモかった。一生忘れないし、絶対離さない。

【ツイートまとめ】

 ※正しくは「筒」

1月の現場まとめ

1月はいろんな現場に行った。覚書としてつらつら記録しておく。

1月16日 ミュージカル「ヴェラキッカ」(マチネ・ソワレ)@ブリリアホール


ゆるゆると好きなTRUMPシリーズの最新作。「LILIUM」のDVDを見たところから始まり、リアルタイムで追いかけ始めたのは「マリーゴールド」が初めて。これはライビュしか取れなかった。
初めて現地に行けたのは「COCOON」。「黑世界」は鞘師里保がリリー役ということでめちゃめちゃ行きたかったけど、チケットが取れなかったから配信。
今回意外とチケットはするりと取れた。
タカラジェンヌの美弥るりかさんが主演ということもあって、宝塚っぽさを感じる演出てんこ盛り。くるくる変わるお衣装、カテコの大階段を降りていく姿、キャンディ(演:平野綾)を軽々持ち上げるところなどなど、ほんとにお美しくてカッコよかった。
きっとこれをもっと濃くしたのが宝塚歌劇なんだろうなあ、という所感。
キャスト全員声バカデカ歌唱力おばけで凄まじかった。音の圧がすごい。浴びた。

 

(以下、ストーリーの致命的なネタバレを含みます)

 

ストーリーはTRUMPシリーズ然としながらも、ちょっとライト。初見がとっつきやすく、TRUMPシリーズは悲劇だというのがよくわかるから沼に引きずり込む用としてかなり良く出来ている。

一方、末満健一が足りねぇんだよ!と思ったら、パンフでしれっ、サラッと地獄を叩きつけてくるのはやめてほしかった。(もっとお願いします)

その他に、シオンが屋敷の人間を噛みまくるシーンで美弥るりかさんの表情だけを追ってると、四方八方から悲鳴が聞こえる中、凄絶な笑みを浮かべるノラの姿を見ることができて、多量の末満健一を摂取できるのでおすすめ。

総じてハイソサエティなお芝居だった。満足。

当初はなんでマチソワで取ったんだろうなあとか思っていたけど大正解。作中に導き出される前提条件がわかっていてみてるのと、わからず見ているのでは見え方が全く違った。
たしかに、シオンはノラと直接話してなかったし、ノラの姿がコロコロ変わるのは単なるおしゃれさんというわけではなかったんだな……と情緒がぐちゃぐちゃになってよかったです。
細かい表情の演じ分けを見るのも楽しかった。

 

(ネタバレおわり)

 

おすすめの舞台なので、TRUMPシリーズ知らない人もぜひ見てほしい。

 

1/22.23 IDOLiSH7 LIVE BEYOND "Op.7"@さいたまスーパーアリーナ

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アイドル育成ゲーム「アイドリッシュセブン」の主人公グループ「IDOLiSH7」の初の単独ライブ。

このゲーム、アイドルが好きな人なら「あるある!」と情緒グッチャグチャになるので非常におすすめ。ストーリーがしっかりしていてとても良い。何よりストーリーだけ回収する程度なら課金しなくても全然いける。リズムゲー厶もたのしい。

アイドリッシュセブンのライブには1stライブの頃から行っている。
キャラクターに声を当てている声優さんが歌って踊るタイプのライブだが、衣装や演出がかなり凝っていて、キャラクターたちがそこにいて歌って踊っているように感じるくらいだ。

今回の「Op.7」も、期待を裏切らない素晴らしさだった。毎回恒例、「アイドリッシュセブンは現実」と思った。
和泉一織が、二階堂大和が、和泉三月が、四葉環が、逢坂壮五が、六弥ナギが、七瀬陸がそこにいた。

当然、キャストはあくまで「中の人」なので、姿形はキャラクターと異なる。しかし、作中に出てくる衣装をきちんとキャストさんの体型に合わせてライブの衣装として映えるように工夫に工夫を重ねて作ってる着込んで、キラキラの照明で照らして、映像も作り込んで、そうして魔法をかけたらそこにキャラクターがいるようにしか見えなくなる。
ストーリーを読んでいればわかる、「そのキャラ」らしさを身をまとって演じてくれるキャストに感謝しかなかった。

私は「アイドリッシュセブンというゲームのキャストライブ」に行ったのではない、「IDOLiSH7の単独ライブ」に行ってきたのだ、そういう空間を作ってくれるところが好きなのだ。

とくに「Sakura Massage」は時空が歪んでいた。アニメでのIDOLiSH7のパフォーマンスが、完全再現されていた。
モニターにはアニメの映像が映されていて、ステージと完全にシンクロしているのに身体が震えたが、アニメ映像の中で観客席が映った瞬間、私が200レベルから見ていた光景と完全にシンクロして、あ、私この物語の中にいるのだという錯覚を起こすくらいだった、というか、テイとしてはそうなのだろう。あなたたちは物語の中の一人ですよ、とそっと画面の向こうに招き入れてくれているような気がしたのだ。
次元がグッチャグチャに歪んでいる。私は一体何次元にいたんだろう。

さらに言えば、画面の中で桜吹雪が舞っている、と思ったら気づいたら本当にステージの上で桜吹雪が舞っていて、あれ!?現実!!!??とびっくりした。そんな、自在に次元を行き来するライブ、楽しかった。

大好きな「Viva! Fantastic Life!!!!!!!」がかかってブチ沸いたとか、「NAGISA Night Temperature」の振り付けが可愛すぎて踊っていい!!!??と思っていたら七瀬が「一緒に踊ってください」と言い出してじゃあ踊る!!!!!!!となったり、語りだしたらきりがない。

恒例の衣裳展と円盤が楽しみだ。

 

1/29 ほのハル秘密のデートinTokyo@神田スクエアホール

2021年度、TEAM SHACHIは誕生日が近いペア同士で合同で生誕祭を行った。
下半期は11月生まれのほーちゃん、2月生まれのハルちゃんのペア。ほのゆずきと変わって、1部を二人の合同ライブ、2部をソロ生誕ライブとしてセッティングしている。

ほーちゃんの誕生日には名古屋で行って、今回は2回目の「秘密のデート」だった。なんだかもう、ライブのタイトルも合同ライブも、秋本帆華の職権乱用だなあという感じが否めない。それくらいほーちゃんはハルちゃんを溺愛しているのがよくわかるライブだった。

どれほどかといえば、衣装を二人で選んだという話の最中、ハルちゃんがかわいいね、とほーちゃんを褒めるとガチで照れ始めて謎に舞台袖ギリギリまで距離をとっていたほど。秋本帆華、あれだけ可愛いのに褒められるとすぐにガチで照れる。昔は褒めるとそんなことない、と言っていたような気がするので、これも成長の一つなんだろうなあ、と思った。

終始ハルちゃんにデレデレで様子がおかしい秋本帆華、めずらしくてかわいくて最高だった。ハルちゃんありがとう。

ライブのセットリストも「デート」のテーマに合わせて可愛らしくてよかった。かわいいシャチメン、なかなか見られないので貴重だ。
特にカバー曲の「渚にまつわるエトセトラ」はゆるくて可愛い雰囲気が二人にマッチしていて最高。歌詞を「ラジオはCBC」と変えているところもさすがだ。
フォークど直球世代の親に、子守唄代わりに井上陽水奥田民生を聞かされて育った人間なのでなんとなく嬉しかったりもする。
また、まさかのシャ乱Qの「シングルベッド」をぶっこんできたのにも驚いた。
これは、名古屋公演のセットリストにももたまいの「シングルベッドはせまいのです」を入れ込みスタッフに報告した際、「シングルベッド」とだけ記載したところスタッフからシャ乱Qの「シングルベッド」の音源と歌詞を渡されて爆笑した、というエピソードを逆輸入した形だ。いや、面白かった。

ハルちゃんとほーちゃんの出会いの話も貴重だった。近鉄パッセももいろクローバー「いくぜっ!怪盗少女」のリリースイベント(2010年?)のお手伝いに行ったときに初めて出会ったそうだ。
場所は地下のトイレで、お互い誰が来か知らずにいたが、顔と名前は知っていたのでほーちゃんが「はるなちゃんだ!」と驚いて抱きついたそうだ。「コミュ力高〜」と本人談。
OEOEOを披露した際、ロッテのCMにしてもらったんだよね、という話をしてくれたり、「も〜ちょっと走れ!」を披露してくれたり、なんだか二人の長い付き合いを垣間見たような気がして、その7割位は見てこられたんだな、と思いオタク10年選手はジーンときたのだった。

 


ゴールデン帯に全国ネットで一回だけ流れたCM。2012年のセンチュリーホールでの「しゃちサマ」中に撮影したもので、初めて行った単独がこの「しゃちサマ」なのでめちゃめちゃに思い出深い。

 

2月はなかなかしんどい現場模様だけれど、こんなふうにまとめられたらいいな。