女限エリアからこんにちは

1月の現場まとめ

1月はいろんな現場に行った。覚書としてつらつら記録しておく。

1月16日 ミュージカル「ヴェラキッカ」(マチネ・ソワレ)@ブリリアホール


ゆるゆると好きなTRUMPシリーズの最新作。「LILIUM」のDVDを見たところから始まり、リアルタイムで追いかけ始めたのは「マリーゴールド」が初めて。これはライビュしか取れなかった。
初めて現地に行けたのは「COCOON」。「黑世界」は鞘師里保がリリー役ということでめちゃめちゃ行きたかったけど、チケットが取れなかったから配信。
今回意外とチケットはするりと取れた。
タカラジェンヌの美弥るりかさんが主演ということもあって、宝塚っぽさを感じる演出てんこ盛り。くるくる変わるお衣装、カテコの大階段を降りていく姿、キャンディ(演:平野綾)を軽々持ち上げるところなどなど、ほんとにお美しくてカッコよかった。
きっとこれをもっと濃くしたのが宝塚歌劇なんだろうなあ、という所感。
キャスト全員声バカデカ歌唱力おばけで凄まじかった。音の圧がすごい。浴びた。

 

(以下、ストーリーの致命的なネタバレを含みます)

 

ストーリーはTRUMPシリーズ然としながらも、ちょっとライト。初見がとっつきやすく、TRUMPシリーズは悲劇だというのがよくわかるから沼に引きずり込む用としてかなり良く出来ている。

一方、末満健一が足りねぇんだよ!と思ったら、パンフでしれっ、サラッと地獄を叩きつけてくるのはやめてほしかった。(もっとお願いします)

その他に、シオンが屋敷の人間を噛みまくるシーンで美弥るりかさんの表情だけを追ってると、四方八方から悲鳴が聞こえる中、凄絶な笑みを浮かべるノラの姿を見ることができて、多量の末満健一を摂取できるのでおすすめ。

総じてハイソサエティなお芝居だった。満足。

当初はなんでマチソワで取ったんだろうなあとか思っていたけど大正解。作中に導き出される前提条件がわかっていてみてるのと、わからず見ているのでは見え方が全く違った。
たしかに、シオンはノラと直接話してなかったし、ノラの姿がコロコロ変わるのは単なるおしゃれさんというわけではなかったんだな……と情緒がぐちゃぐちゃになってよかったです。
細かい表情の演じ分けを見るのも楽しかった。

 

(ネタバレおわり)

 

おすすめの舞台なので、TRUMPシリーズ知らない人もぜひ見てほしい。

 

1/22.23 IDOLiSH7 LIVE BEYOND "Op.7"@さいたまスーパーアリーナ

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アイドル育成ゲーム「アイドリッシュセブン」の主人公グループ「IDOLiSH7」の初の単独ライブ。

このゲーム、アイドルが好きな人なら「あるある!」と情緒グッチャグチャになるので非常におすすめ。ストーリーがしっかりしていてとても良い。何よりストーリーだけ回収する程度なら課金しなくても全然いける。リズムゲー厶もたのしい。

アイドリッシュセブンのライブには1stライブの頃から行っている。
キャラクターに声を当てている声優さんが歌って踊るタイプのライブだが、衣装や演出がかなり凝っていて、キャラクターたちがそこにいて歌って踊っているように感じるくらいだ。

今回の「Op.7」も、期待を裏切らない素晴らしさだった。毎回恒例、「アイドリッシュセブンは現実」と思った。
和泉一織が、二階堂大和が、和泉三月が、四葉環が、逢坂壮五が、六弥ナギが、七瀬陸がそこにいた。

当然、キャストはあくまで「中の人」なので、姿形はキャラクターと異なる。しかし、作中に出てくる衣装をきちんとキャストさんの体型に合わせてライブの衣装として映えるように工夫に工夫を重ねて作ってる着込んで、キラキラの照明で照らして、映像も作り込んで、そうして魔法をかけたらそこにキャラクターがいるようにしか見えなくなる。
ストーリーを読んでいればわかる、「そのキャラ」らしさを身をまとって演じてくれるキャストに感謝しかなかった。

私は「アイドリッシュセブンというゲームのキャストライブ」に行ったのではない、「IDOLiSH7の単独ライブ」に行ってきたのだ、そういう空間を作ってくれるところが好きなのだ。

とくに「Sakura Massage」は時空が歪んでいた。アニメでのIDOLiSH7のパフォーマンスが、完全再現されていた。
モニターにはアニメの映像が映されていて、ステージと完全にシンクロしているのに身体が震えたが、アニメ映像の中で観客席が映った瞬間、私が200レベルから見ていた光景と完全にシンクロして、あ、私この物語の中にいるのだという錯覚を起こすくらいだった、というか、テイとしてはそうなのだろう。あなたたちは物語の中の一人ですよ、とそっと画面の向こうに招き入れてくれているような気がしたのだ。
次元がグッチャグチャに歪んでいる。私は一体何次元にいたんだろう。

さらに言えば、画面の中で桜吹雪が舞っている、と思ったら気づいたら本当にステージの上で桜吹雪が舞っていて、あれ!?現実!!!??とびっくりした。そんな、自在に次元を行き来するライブ、楽しかった。

大好きな「Viva! Fantastic Life!!!!!!!」がかかってブチ沸いたとか、「NAGISA Night Temperature」の振り付けが可愛すぎて踊っていい!!!??と思っていたら七瀬が「一緒に踊ってください」と言い出してじゃあ踊る!!!!!!!となったり、語りだしたらきりがない。

恒例の衣裳展と円盤が楽しみだ。

 

1/29 ほのハル秘密のデートinTokyo@神田スクエアホール

2021年度、TEAM SHACHIは誕生日が近いペア同士で合同で生誕祭を行った。
下半期は11月生まれのほーちゃん、2月生まれのハルちゃんのペア。ほのゆずきと変わって、1部を二人の合同ライブ、2部をソロ生誕ライブとしてセッティングしている。

ほーちゃんの誕生日には名古屋で行って、今回は2回目の「秘密のデート」だった。なんだかもう、ライブのタイトルも合同ライブも、秋本帆華の職権乱用だなあという感じが否めない。それくらいほーちゃんはハルちゃんを溺愛しているのがよくわかるライブだった。

どれほどかといえば、衣装を二人で選んだという話の最中、ハルちゃんがかわいいね、とほーちゃんを褒めるとガチで照れ始めて謎に舞台袖ギリギリまで距離をとっていたほど。秋本帆華、あれだけ可愛いのに褒められるとすぐにガチで照れる。昔は褒めるとそんなことない、と言っていたような気がするので、これも成長の一つなんだろうなあ、と思った。

終始ハルちゃんにデレデレで様子がおかしい秋本帆華、めずらしくてかわいくて最高だった。ハルちゃんありがとう。

ライブのセットリストも「デート」のテーマに合わせて可愛らしくてよかった。かわいいシャチメン、なかなか見られないので貴重だ。
特にカバー曲の「渚にまつわるエトセトラ」はゆるくて可愛い雰囲気が二人にマッチしていて最高。歌詞を「ラジオはCBC」と変えているところもさすがだ。
フォークど直球世代の親に、子守唄代わりに井上陽水奥田民生を聞かされて育った人間なのでなんとなく嬉しかったりもする。
また、まさかのシャ乱Qの「シングルベッド」をぶっこんできたのにも驚いた。
これは、名古屋公演のセットリストにももたまいの「シングルベッドはせまいのです」を入れ込みスタッフに報告した際、「シングルベッド」とだけ記載したところスタッフからシャ乱Qの「シングルベッド」の音源と歌詞を渡されて爆笑した、というエピソードを逆輸入した形だ。いや、面白かった。

ハルちゃんとほーちゃんの出会いの話も貴重だった。近鉄パッセももいろクローバー「いくぜっ!怪盗少女」のリリースイベント(2010年?)のお手伝いに行ったときに初めて出会ったそうだ。
場所は地下のトイレで、お互い誰が来か知らずにいたが、顔と名前は知っていたのでほーちゃんが「はるなちゃんだ!」と驚いて抱きついたそうだ。「コミュ力高〜」と本人談。
OEOEOを披露した際、ロッテのCMにしてもらったんだよね、という話をしてくれたり、「も〜ちょっと走れ!」を披露してくれたり、なんだか二人の長い付き合いを垣間見たような気がして、その7割位は見てこられたんだな、と思いオタク10年選手はジーンときたのだった。

 


ゴールデン帯に全国ネットで一回だけ流れたCM。2012年のセンチュリーホールでの「しゃちサマ」中に撮影したもので、初めて行った単独がこの「しゃちサマ」なのでめちゃめちゃに思い出深い。

 

2月はなかなかしんどい現場模様だけれど、こんなふうにまとめられたらいいな。