女限エリアからこんにちは

TEAM SHACHI総論 その魅力を語るーー勝手に!Road to #シャチはちゃパシ Vol.1

みなさん、TEAM SHACHIは好きですか?私は好きです。

大好きなので、こんなものを書いてみました。

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そんなTEAM  SHACHIが、パシフィコ横浜公演「over the horizon はちゃめちゃ!パシフィコ!」(以下はちゃパシ)の決定を発表してからはや数週間が経過し、FC先行の結果も出たところです。

無事当選、準備は万端………本当に万端か?

TEAM SHACHIが本気で臨むはちゃパシです。彼女らがそれに賭ける想いは、もはや自分ごととなりつつあります。いちタフ民として、その本気に応えたい、チケット完売までの一助になりたいという思いが日に日に増していきます。

ならば私にできることはひとつしかありません。

そんな想いから、「勝手に!Road to #シャチはちゃパシ」と題し、TEAM  SHACHIの魅力を様々な切り口からお伝えするシリーズ記事を更新していきたいと思います。

最初の第1回は、私が愛するTEAM  SHACHIの魅力を、「最近TEAM SHACHIを知った」「名前は聞くけどよく知らない!」という方にもわかりやすく、「TEAM SHACHIとはなにか、どんなところが魅力的か」を書いてきたいと思います。

【目次】

TEAM  SHACHIとは

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アーティスト写真 出典:TEAM SHACHIオフィシャルサイト

TEAM SHACHIは、名古屋発のラウドポップユニット。読みは「シャチ」で、TEAMは発音しません。

女性4人組のガールズグループで、主に歌って踊ってパフォーマンスするアイドルグループです。

そんなTEAM SHACHIは、2012年に「ももいろクローバーZの妹分」の売り文句のもと、「チームしゃちほこ」としてデビュー、2018年に改名し「TEAM SHACHI」となりました。

現在もももクロらと同じくスターダストプロモーション内のアイドルセクション「スターダストプラネット」に所属しています。

メンバーは秋本帆華咲良菜緒坂本遙奈大黒柚姫の4名。

上記メンバー4名のほか、トランペット、サックス、トロンボーンからなる女性6人組の覆面ホーン隊「ブラス民」が演奏を担当しており、演奏だけでなく、メンバーと共に踊りながら演奏する(!)パフォーマンスが大きな特徴です。 

www.youtube.com▲定番曲「Rocket Queen feat.MCU」。ロックマンとのコラボレーション、MCUがラップで参加、作詞:新藤晴一、作曲・編曲:本間昭光という超豪華な布陣による1曲。


メンバー全員が愛知県出身で、ローカルアイドルとしての側面もあり、アオキーズ・ピザ、スガキヤ食品「本店の味」、FUJIMAKI GroupのCMを担当するほか、コメダ珈琲のPR大使を担当するなど地元愛知県や東海地区の企業と多くコラボレーションしています。

www.youtube.com▲アオキーズ・ピザのCM

メンバーみんな、名古屋訛りも強めです。

彼女らの激しいパフォーマンスにも負けじとついてくるタフな姿から、ファンは「タフ民」と呼ばれています。(※メンバー命名) 

 

TEAM  SHACHIの魅力

生感たっぷり!踊ってはしゃげるライブが楽しい!

TEAM  SHACHIの魅力は何より「ライブ」

メンバー全員の生歌ブラス民による生演奏とともに、メンバー4名+ブラス民6名、計10名で組まれるフォーメーションによるダンスは圧巻。

歌唱面では、大黒柚姫ほぼ全曲の生ハモリを担当。珠玉のハーモニーの中、彼女の透き通った歌声が際立ちます。

激しい振り付けの曲も多数ありますが、その振り付けをこなしながらもぶれない歌声、演奏は折り紙つき。特にブラス民の「踊る」は想像のレベルを遥かに超え、吹奏楽経験者からは「こんなの絶対に無理」の声が聞こえることも。

www.youtube.com▲メンバーの美しいハーモニー、ブラス民とのダンスフォーメーションを堪能できる「かなた」。

最近では、節目のライブにゲストにギター・ベース・ドラムの生バンドを迎えるものが多く、ライブの中でもとりわけ「生」に対する意識が非常に高いなと感じています。

www.youtube.com▲生バンドを迎えた豊洲PIT公演の「雨天決行」。crossfaithのドラマー、Tatsuyaさん視点。TatsuyaさんはシャチZEROも参加してくださいました。

 そんなライブはほぼMCなし、徹底的に歌って踊ってライブを「魅せる」ことにコミットしています。

そんな「生感」たっぷりのライブはただ「観る」だけでも充分楽しめるものです。

しかし、彼女らのライブで一番重要なポイントはパフォーマー・オーディエンス双方の凄まじい熱量が混ざり合い生まれる熱狂」だと私は思っています。

ライブでは、メンバーが観客をひたすらに煽って、それに呼応して観客も声を出し、体をいっぱい動かす双方向コミュニケーションが発生して、お互いにどんどん熱を高めあっていきます。

そんな踊って跳ねて声を出すライブの帰りはもうヘロヘロ。翌朝起きると全身筋肉痛で体が動かない、なんてことは日常茶飯事です。

とくに、「アゲ曲」のひとつ「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」では、メンバー、ブラス民、タフ民全員が「BANG YOUR HEAD!」のかけ声とともに一斉にヘドバンをします。毎回毎回、これのおかげで首がやられますがそんな痛みすら心地いい。

youtu.be▲ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL。ブラス民も楽器を持ちながらヘドバン!タフ民もヘドバン!

そんな観客でさえ肉体的に疲労するライブを、MCをほぼなしの構成でやってみせるメンバーとブラス民のタフさたるや、我々「タフ民」と呼ばれていますが足元にも及びません。

メンバーの髪が汗でしゃべしゃになっているところは見ますが、息を切らせているところは見たことがありません。

※本当はトークがあっちこっちに広がってグダグダになり、せっかくのかっこいいパフォーマンスが台無しになるので喋らせてもらえない、と言うのが正しいのですが、怪我の功名としておきましょう。

そんな熱いパフォーマンスだけでなく、徹底的に「魅せる」ことにこだわった楽曲が増えていることも最近のTEAM SHACHIの特徴。
表情を巧みに使い分け、今までは出せなかったセクシーさや妖艶さを醸し出すことができるのも、TEAM SHACHIの魅力です。

www.youtube.com▲シャチゼロで披露された「MAMA」。表現力の高さ、中でも大黒柚姫の妖艶さに注目。

そんな多面性を見せるシャチですが、ライブでは、これまで語った「多面性」をバランスよく配置しまとめ上げる手腕が見事で、そこにストーリー性を足すことでライブそのものが一本の映画のような、それくらいの満足感があるものに仕上がっています。

特に、ライブに持たせる「ストーリー性」は非常に巧みで、これまでも各ライブレポートで語ってきたのでお時間があれば是非ご覧ください。

そして、TEAM SHACHIのライブの魅力は一見に如かず。本稿でも何曲かピックアップしていますが、2019年春に開催した「タイムトレインかなた」ツアーファイナルの映像がノーカットでyoutubeにて無料公開されています。ぜひ、TEAM SHACHIの珠玉のライブを追体験してみてください。

www.youtube.com

 
TEAM SHACHIのタフネス

さて、ここまで「ライブの楽しさ」を通してTEAM SHACHIのアーティストとしての魅力を語ってきました。
しかし、それだけでは終わらないのがTEAM SHACHI。メンバーそれぞれが人間的な魅力に溢れています。

特に語りたいのが、TEAM SHACHIのスローガン「super tough strong energy positive exicting soul from nagoya」に現れる彼女の「タフさ」です。

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TEAM SHACHIのロゴ。 出典:TEAM SHACHI公式サイト

ここでは、チーム全体に通じる「タフネス」のうち、「フィジカル」「メンタル」それぞれについて語っていきます。

 

フィジカルのタフネス

とにかくTEAM SHACHIは体力おばけです。

前段の「ライブの魅力」でも語りましたが、チームしゃちほこ時代から観客との一体感を非常に大事にしており、「お客さんと一緒に踊って汗かくライブ」を軸として活動してきており、その精神は今も受け継がれています。

お客さんが汗をかく、ということは、パフォーマーは当然ながらもっと肉体的な負荷がかかります。
手っ取り早く理解するためには歌いながら走ってみるといいでしょう。相当きついです。これを彼女たちは何時間も続けます。

私の観測範囲の中で、「体力おばけ」の片鱗が最初に現れたのが2013年の「愛の地球祭り2013」。
当時高校1年生(ハルは中学3年生)、デビュー2年目のまだまだ成長途中であったにも関わらず、5000人の観客を前に開幕からアゲ曲を含む5曲をMCなしで連発した挙句、6曲目はそのまま未公開だった新曲を披露するなど、会場がどよめくほどの無尽蔵に思える体力を見せてくれたのです。あの時の、えっまだMCなしで続けるの?えっ新曲?と言いたげなどよめきは、8年経った今でも忘れられません。

それ以降激しいパフォーマンスで観客を振り回すのが楽しいとでもいうようにパフォーマンスの過激さは増し、とにかく観客を疲れさせることを目的としたライブを行うようになりました。
当然、メンバーの負担も大きくなるのですが、この点の苦労は語られることが少なく、彼女たちにとっては動きまくって汗をかきまくるライブが「普通」なのかもしれません。昔から、ライブ終了後の楽屋でもキャーキャー騒いでいたそうです。

近年リリースされた曲は、そこまで激しい振り付けの曲があるかといえばそうではないのですが、ライブでは過去の曲を上手に使いながら上手に観客を盛り上げ、疲労させてきます。

しかもそれが、「激しい振り付けをやりながら歌える」レベルから「激しい振り付けをしながらでも、安定した歌唱ができる」のレベルに昇華しています。
「TEAM SHACHIの魅力」で紹介した「MAMA」は、シャチZEROのライブ映像及び音源を使用したものですが、これが披露されたのはライブ開始から1時間半以上、ほぼ2時間に近づこうかというタイミング。驚くべき安定感です。
昔の彼女たちは、ライブの後半はサウナでも行ってきたの?というくらい髪を汗でびしょびしょにしていましたが、今は見る影がありません。

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 チームしゃちほこ初ワンマン(2012年、当時中学3年生)の大黒柚姫
出典:ナタリー

 特に秋本帆華は私がファンになった当時からどんなに歌って踊っても一切前髪が崩れない鉄人と思っていましたが、この記事をアップする2020年3月14日に開催される名古屋ウィメンズマラソンでなんとフルマラソンに挑戦するほどのタフネス。

もうここまでくると、恐れ入りました、としか言いようがありません。そんな有り余る体力に、なぜか私もエネルギーをもらえてしまうのです。

 

メンタルのタフネス

TEAM SHACHIは、メンバーのフィジカルのタフネスさだけでなく、メンタルのタフネスさにも語るところがあります。平たく言えば、20代前半の女の子にしては余りにもメンタルが強い。

そんな彼女たちのメンタルのタフネスを語るには、少しだけ彼女たちのあゆみを紹介する必要があるでしょう。

冒頭にも書いたとおり、TEAM SHACHIの前身グループチームしゃちほこは、ももいろクローバーZの妹分の売り文句のもと、スターダストプロモーション芸能3部として初めてのローカルアイドルとしてスタートしました。

その当時の2012年というのはまさにアイドル戦国時代と呼ばれ、AKB48はミリオンヒットを飛ばし、様々な趣向を凝らしたアイドルが同じようにスターダムを目指して大量にデビューした頃です。

チームしゃちほこは、そんな中デビューして瞬く間にキャリアたった2年4カ月で武道館公演を実施、会場は超満員という偉業を成し遂げます。

その背景には、ももいろクローバーZの絶大な人気がありました。ももクロ以上のフレッシュさを求めたアイドルオタクが、チームしゃちほこに大量に流入してきたのです。わたしもその一人で、当時はモノノフとシャチヲタの二足のわらじでした。

チームしゃちほこは、飛ぶ鳥を落とす勢いでキャパシティを拡大し続けましたが、ライブでの重要な役割を果たしてきた安藤ゆずの体調不良による卒業という苦難を迎え、その人気を陰らせます。

それまでであれば、幕張メッセイベントホール等のキャパシティ1万程度の会場でもチケットは完売していたところ、それが厳しくなり、2度目の武道館は1階スタンドを全て封鎖した「武道半」、だんだんと会場のキャパシティは下がり続け、アリーナやホールが中心だったライブは、いつしか中規模のライブハウスが中心になっていきました。言葉を選ばずに表現にすれば「落ち目」です。

さらには、歌唱の柱であった伊藤千由李が卒業、ライブのキャパシティもさらに下がり続けていきます。それでも、彼女たちは一度も下を向きませんでした。

人気絶頂から目に見えた「落ち目」を経験してなお、ステージに立つことを選択し続け、向上心を失わない、これがTEAM SHACHIの精神のタフネスです。

個人的な意見ですが、アイドルという職業は非常にモチベーションを保つのが難しい職業だと思っています。

乃木坂46欅坂46ももいろクローバーZのように、テレビに出て、誰もが知る人気アイドルになれるのはごく一部。それ以外は何をするかといえば、ライブの回数をこなしながらオタクとチェキを撮ったり、握手をしたり、の繰り返しです。
長くやっている間に、受験を迎えたり、高校あるいは大学を卒業し、自分の進路を真剣に考えた結果芸能界を引退する子も少なくありませんし、それはそれで正しい選択肢だと思っています。

TEAM SHACHIは、自分たちの人気が翳ろうが逆境にめげるどころか、立ち向かっていく姿を、私たちタフ民に見せ続けてくれました。

大黒柚姫は唯一大学に入学せず、「わたしにはこれしかない」と高校卒業と同時に芸能一本に。秋本帆華は2020年3月に大学を卒業、「これからは芸能一本、逃げ道なんかない」と自身の進路について語ってくれました。

何があっても絶対折れず、逆境すら歌にしていつでも笑顔を絶やさない、ひたすらにタフ民に真摯に向き合う。簡単なように見えて、相当な精神の強さと覚悟がなければできないことだと私は思います。

このコロナ禍においても、何度もライブが延期になっても一度も折れず今置かれた状況でできること、を考え続け発信し続けてくれました。

もう後には引けない彼女たちが、裸一貫でアイドルと向き合う、それが彼女たちのメンタル面の「タフネス」です。

だからこそ、改名後初めて披露されたDRAMERには「ろくでなしなんかじゃないよ 伊達に今日まで生きてないよ みんなそうしょ?僕らすごいっしょ?選ばれしものでいいでしょ?」という歌詞があり、説得力があるのです。

www.youtube.com

 

タフ民に対する誠実さ

私が考えるTEAM SHACHIの魅力、最後は「タフ民に対する誠実さ」について。

彼女たちは誰よりも自分たちの「ファン」を大切に思ってくれていて、ゆえに私たちに常に誠実でいてくれるのです。

彼女たちにとっての大きな苦難の殆どは動員の伸び悩み、落ち込みという結果になって現れてきました。つまりは、様々な事情や思いからチームしゃちほこやTEAM SHACHIの現場から去っていくファンを、たくさん見てきたはずです。

だからこそ、彼女たちは今この瞬間に一緒についてくるタフ民に対して、全幅の信頼を寄せて一つのチームだと思ってくれているのではないか、と私は思います。

それが一番顕著にわかるのが、はちゃパシでしょう。
豊洲PITのライブでは、2回目の武道館を満員にできなかったくやしさをきれいごとでごまかすのではなく、素直に語りました。そして、はちゃパシに向けて「このライブが試金石になる。だからタフ民の力を貸してほしい」と、自分たちの手の中の弱さをタフ民にさらけ出して、助けを求めてくれるのです。

自分の弱さを見せる、これは強い信頼関係がないとできないことです。言葉は選んでいましたが、来てくれた方のことを慮りつつも満員にできなかった、と素直に認めること。それを正直に話すこと。それがパフォーマーにとってどんなにくやしいことだったでしょうか。

本当だったら隠したい、悔しくてみっともない姿を、「TEAMだ」と言ってくれる私たちタフ民に見せてくれる。助けを求めてくれる。それがどんなに真摯で、誠実なことでしょうか。

 つらい時を一緒に乗り越えてくれた仲間。メンバーは、タフ民のことをそう思ってくれているのかな、と彼女たちの心に触れるたびに思います。そして、その感謝を形にして返そうとしてくれていることも知っています。

だから私は、彼女たちからずっと離れることができないし、なんとかしてはちゃパシに来てくれる人を増やそう、そう思ってこの記事を書きました。

たくさんの人にライブパフォーマンスを見てほしいんです。彼女たちの誠実さが、報われる時が来てほしい。

そんな気持ちにさせてくれるほど、彼女たちのパフォーマンス、生き方は美しい。

楽しい時間は保証します。いっしょに、はちゃめちゃになりませんか?

本日より、はちゃパシのチケットが一般発売しています。楽しい一日を、一緒に過ごしましょう。

▶チケットのお申し込みはこちら

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まとめ

TEAM SHACHIはライブが楽しくて、フィジカルもメンタルも強くてタフ民想い。

こんな熱い気持ちになれる現場に、ぜひ一緒に!