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タフ民のカレンダーは、4月7日が赤い――リアル・タフ民の集いVol.1 1部レポ

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TEAM SHACHIには2つの記念日があります。

1つ目はTEAM SHACHIの結成記念日の10月23日。

2つ目は、前身グループチームしゃちほことして路上デビューした4月7日で、「しゃちほこの日」としてお祝いします。

今年の4月7日は、しゃちほこの日イベントとして、初のファンクラブ限定イベント「リアル・タフ民の集い」が開催されました。

今日は、咲良菜緒曰く4月7日は「祝日」とのことだったので、大炎上しまくる仕事を放り投げてこだまに乗って、名古屋は新栄、ダイアモンドホールに駆けつけたのでした。
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今日は、このうち第1部の特に印象に残ったことについて、残すことにします。

 

今回のイベント、当初は、2020年の4月7日に開催される予定でしたが、新型コロナの影響により中止に。1年越しの開催です。

このイベントに向けて、この日の限定ユニットを決めたり、過去の衣装や楽曲の人気投票をしたり、様々事前に盛り上がる準備がありました。

タフ民もメンバーも気合ばっちり、準備万端です。

入場中には、チームしゃちほこ時代の楽曲をマッシュアップした音源が流れていたのですが、みんなの声が幼かったり、ゆずやちゆの声が聞こえたり、10億年ぶりにサマラバを聞いたり懐かしい気持ちが呼び起こされおおいにライブへの期待を盛り上げてくれました。

開演後、スクリーンに「準備が足りてないんじゃないか?」と何故かいつもと違う口調の秋本帆華の映像が流れ、そのまま「チームしゃちほこの野菜生活体操」でウォーミングアップ。正直振り付けを完全に忘れていてオタオタしてしまいましたが、メンバーが楽しそうに自由に踊っている映像を見ながらほっこり。
いつもは気合バチバチで痛いくらいのTEAM SHACHIですが、今日は身内に向けたイベントということで、ゆるくてアットホームなイベントなのだ、とこの映像を見て悟りました。

そしてタフ民の集いを担当するスタッフ:いずみ・タフさんがのんびりと開会宣言をすると、メンバーが「しゃちサマ2017〜どどん〜」の衣装で登場。

改名後、観客の前では初披露となるかつての定番曲「乙女受験戦争」から始まります。

乙女受験戦争は、初めて私が振りコピというものに出会って一生懸命振り付けを覚えた曲で、なかなかに印象深い曲ですが、数年のブランクを経て自然と踊れるのだから不思議なものです。

いくつか振り付けやパート割が変わっていますが、今まで見てきたいろんな乙女が蘇る良いものでした。

特に、「乙女は夢に向ってただひたすらに走っていく」のパートを咲良菜緒さんが引き継いだことが私には非常にエモーショナルに感じられ、時間が一瞬2013年の年末に巻き戻されたようでした。

そのまま「DREAMER」「グラブジャムン」と会場を盛り上げ、今回の目玉企画の一つ、本日限定のユニットコーナーに突入します。

今までユニットを組んだことのないメンバー同士で本日限定のユニットを組むというこの取り組み。組み合わせは遥奈・菜緒の「はなおん♪」と、帆華・柚姫の「冷めたポテトの復活方法(略:ポテ活)」

1部でははなおん♪が「合唱部っぽくじりじり夏活委員会」を披露。

賑やかな夏活と合唱部がうまく自分の中で繋がらず、出来栄えが想像できませんでしたが、結果として咲良菜緒さんと坂本遥菜さんの有り余る歌唱力を見せつけるものになっていたと思います。

原曲ではしまじろうのセリフが入っている箇所におそらく「合唱部の先生」役だと想像できる女性の声が当てはめられていて、「そんなんじゃだめ!やり直し!」と厳しめの声に「こんなんじゃコンクールに勝てないよ〜!」「二人もいるんだから大丈夫!」と小芝居も。(※セリフはうろ覚えです。)

歌唱もいわゆる合唱的な歌い方で、最初はちょっと不思議な感じがしましたが、ビブラートの美しさや声の伸びの良さに驚き、改めてこの子達歌うまいんだな、と実感できるものでした。

この部でユニットとしての出番がなかった柚姫と帆華はそれぞれソロ曲のら・ら・ら・アイドル」「おっとりガールの憂鬱」を披露。私はほのゆずき推しなのでユニットが見られずほんのちょっとだけ寂しく思ったのですが、きちんと救済措置があるのが嬉しかったです。

そして、柚姫推しと自覚・明言してから初めて聞くら・ら・ら・アイドルはかなり心に来るものがあって、圧倒的成長を感じました。

そして2つめの目玉、過去衣装の人気投票の結果発表。これはメンバーそれぞれに着てほしい衣装をタフ民が投票、1位になったものを着用するというものだったのですが、なんと帆華・菜緒・柚姫はCherie、ハルだけいいくらし(ハイジ衣装)でした。

ほんとにハルだけこれが1位だったの?と聞かれそうだよダントツだった、と答えていましたが、これ、ハルちゃんめちゃめちゃ似合うんですよね。ほんとにわいいです。
ハルちゃんは、「これ刺繍とかもかなり凝ってるんだけどあまり着ていなくて、このエプロンの白いところとか『ちゃんと白い』んだよ。しゃちほこの衣装でちゃんと白いの、珍しい!」と衣装について語ってくれました。
そして私は、着倒してボロボロになっていった同時期の衣装たちのことを走馬灯のように思い出したのでした。テーブルクロスが一番好きなんですが、これが候補になかったのはあまりにボロボロだったからだと思っています。

そしてハルちゃんは、一人だけ衣装が違うという結果について、一人ゲストが来たみたいとコメント。確かに、ちょっとそう見えるかもしれません。

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TEAM SHACHIが東名阪でオトす!!ワンマンツアー決定、全公演招待制のビギナーズライブ付き(動画あり) - 音楽ナタリー

そしてもうひとつの企画、メンバー同士の叩いてかぶってジャンケンポンガチ対決も行いました。

なおちゃんとハルちゃんがそこそこ強く、ほーちゃんと柚姫はまずきちんと自分が取るべき道具をつかめない、という問題外な結果に。

トーナメント形式で対戦し、最終的な優勝者はなおちゃんでした。

まさかの撮影可能タイムもありました。この日私は一眼レフを持っていくか悩み、置いてきている、というのは余談です。

その後、叩いてかぶってジャンケンポン対決の勝者の特権として、大西ライオンさんのように曲フリを、と振られたなおちゃんはきちっと大西ライオンさんのように尾張の華」の曲フリをしてくれました。

後半ブロックでは、久々の披露となる曲が大半を占めました。

彼女たちが中学生の頃から歌っていた尾張の華は異様にカッコよく映えていて、今こそ沢山歌ってほしいな、と思いました。

「マジ感謝」を久しぶりに聞いて、何人もの涙を流すタフ民を見てもらい泣きしそうになったりもしました。

恋人はスナイパーを聞いたときは、私がしゃちほこを追いかけていく中で起こった様々なことを思い出しました。

嫌なことしか無い日でも
怒られちゃって凹む日も
ふいに涙ホロリこぼれても
明日に向かってく光が
君の足元しっかり照らすよ
嘘みたいに元気になる 怖がらないでね

恋人はスナイパー

この歌詞を聞いて、何度自分を奮起させたことか。つい午前中までしゃちほこの歴史を振り返っていたこともあって、ぐっと心に迫るものがありました。

そして、常々「君のこと、ずっと見てるから!」の指差しレスを貰うまでは死ねない、と言ってきましたが、今回は遠すぎてもらえませんでした。まだまだ死ねません。

総括すると、懐かしさに溢れた、アットホームなFCイベントでした。

 

今回、懐かしい曲を中心にセットリストが組まれましたが、それでも古参だけが喜ぶ回顧的なものに留めるのではなく、「DREAMER」「グラブジャムン」「Hello,TEAM SHACHI」「JIBUNGOTO」を組み込み、改名後の曲もバランス良く配置していたのがとても良かったと思いました。

やっぱり古参を大事にしてくれることは私にとっては嬉しいことですが、新しく好きになってくれた人を置いてけぼりにするのは良くないと思うんですね。

「誰も置いていかない」というTEAM SHACHIの一つの哲学を感じてニッコリしてしまうのでした。

一方で、比較的ファン歴の浅い人にとっては馴染みのない曲もたくさんあったと思います。これをきっかけに、昔の記録などをたどってみてくれたら嬉しいな、なんて、気づいたらオタク歴が長くなっていた私は思うのでした。