女限エリアからこんにちは

TEAM SHACHI一周年に寄せて――1st anniversary live @マイナビブリッツ・恵比寿LIQUIDROOMレポ

 伊藤千由李が卒業し、チームしゃちほこからTEAM SHACHIに改名し一年が経ちました。
一年という時間が最近とみに短く感じるアラサーですが、タフ民としてのこの一年はとても濃密で、ほんとうにいろいろあったなあと感じられる一年だったように思います。
もう千由李と涙の別れをしてから、もう一年経つんですね。
 
今回の1st anniversary liveは、誕生から今までの1年をぎゅっと凝縮し、今のTEAM SHACHIはこうだ!というものを体現したようなライブでした。
ブログを書くたびに「TEAM SHACHIはこうだ!」というライブを見た、と言っている気がしますが、TEAM SHACHIはその時その瞬間の「TEAM SHACHI」を真正面からパフォーマンスで表現してくれるグループになったなあ!と実感しています。
今回の1st anniversary liveだけに限った話ではありませんが、彼女たちのライブは盛り上げる曲あり、聴かせる曲あり、演出にこだわる曲あり、一方で懐かしの曲を突然出してきたり、イントロのアレンジをしてみたり観客を飽きさせない工夫がある。行くたび新しい発見があるし、それでいてきちんとした一本筋が通っている。
 
今回も、ほんとうに素晴らしいライブでした!拍手!
 
シャチはかっこいい!どこに出しても恥ずかしくない!いろんな人に見てほしいと心から思う、そんなTEAMを応援できて、一周年を迎えることができて、本当に幸せです。
1周年おめでとうございます。
 
さて、前置きが長くなった上にどんなライブでいかに素晴らしかったかは冒頭で書いてしまいました。
細かいレポはきっとナタリーさんとかが書いてくれるので、私は印象に残ったことをエモーショナルに綴っていこうかなと思います。
 
一周年ライブは名古屋、東京二箇所で開催され、私は東京の二箇所に参加しました。その2公演を通じての感想を一言でまとめると、
 
TEAM SHACHIさん「ライブうますぎるもん」!
 
最近のライブはセトリや曲の繋ぎの緩急がめちゃめちゃに絶妙で、またセトリに組み込まれる「緩」をしっかり聴かせて、観客を惹き付けることができるようになったのはかなりすごいことだと思っています。
Twitterでも触れましたが、チームしゃちほこ時代はとにかくフロアを盛り上げて熱量を上げることにコミットしたライブが多かったように感じていますが、TEAM SHACHIになってからパフォーマンスに真正面から向き合う真剣なムードに変わってきた気がします。
どちらも全力で、最高のライブだと思うのですが、今のTEAM SHACHIには職業人的なカッコよさを感じます。情熱大陸が似合いそうな感じといえば伝わるでしょうか…
 
今回のライブでそのかっこよさをめちゃめちゃに感じたのは、流れるようなセトリの中で異彩を放っていたカラカラ→レースのカーテンを揺らしたの2曲。
 
カラカラはストレートな恋愛ソング。しゃちほこだった頃の彼女たちはまだ若く、アイドルらしい可愛さや初々しさいっぱいに歌い上げてくれてそれも魅力いっぱいでした。
大人になってパフォーマーとして大きく成長した今、「君と話そうとするたびに喉がカラカラになるんだ これが本当の恋 嬉しい 苦しい 泣きそうになる」の歌詞が違ったニュアンスをもって伝わってきます。
どこで身に着けてきたのかよくわからないくらいの切ない、真剣な表情で歌われるカラカラは、清涼飲料水のCMが似合うような甘酸っぱくてさわやかな恋から、ドラマの主題歌にでも使えそうな切な系ラブソングへの変貌を遂げていました。
(君がね、好きだよと歌う推し、美しかったなあ…私も君が好きだよ。)
もともと柚姫曲と言われていたカラカラですが、ちゆのパートをほとんど柚姫が引き継いだことで柚姫無双曲となり、あの瑞々しく艷やかな声で一層大人っぽく仕上がりました。ブラス民のアルトサックス担当ことAMIminによる間奏のソロパートもまた大人ムードを盛り上げ、なんとも言えない切なさ、恋しさに包まれてしまいました…。
 
また、そこからレースのカーテンを揺らしたに繋がるのですが、この曲をよくぞこんなに歌いこなせるようになったなあと思います
歌唱力がどうこうという技術的な歌いこなしだけでなく、パフォーマンス全体としての完成度の高さがほんとにマジでヤバイ(語彙力失うほどやばいのですよ。)
かなたツアーで披露したマジックミラーを使った演出が大好きなのですが、今回もそれが見られて幸せです。
大道具を使ったある種演劇的なパフォーマンスであり、ブラス民を入れず4人だけで歌うのですが、シンプルだからこそ叫ぶような歌い方が心に染み渡るし、自分に向き合うような歌詞に説得力が出るし、目が離せなくなる。
ラスサビの観客に背を向けて歌うところが大好きです。背中で語れるTEAM SHACHIかっこよすぎる。
一番好きなパートがラストのなおちゃんの「生きたい」と歌い上げるパートなんですが、赤坂のときも恵比寿のときも心を打つものでした。なおちゃんの力強くてそれでいてちょっとアンニュイな声ってメッセージ性の強い歌詞と引くくらい合うんですよね。
思い切り叫ばれる「生きたい」がわたしの心のレースのカーテンを揺らすどころかぶっ飛ばしていくんです・・・
 
前述の2曲が異彩を放っていた、と書きましたが、そのほかにもう一つ。
「DRAMER」は定番曲で大好きなのですが、ここぞというときにいつもの光り方とまた違った輝きを放つんですよね。
 
お披露目の時はスタートを切るにあたっての決意表明の曲に聞こえ、
私の中で伝説となったガールズエキスポでは自軍のタフさを誇る曲に聞こえ、
今回のライブではタフ民含めたTEAM全体の団結力を確かめ、確信する曲に聞こえました。
 
私のポリシーとしてあくまで主眼はステージの上の人間であると思っているのですが、今日に限っては言わせてほしい。「何度でも夢を見よう」と、タフ民のみんなと、TEAM SHACHIと歌える瞬間が最高に好きだなって思いました。
「この瞬間は二度とない」、その主瞬間を一緒に、同じ方向を向いて共有できる幸せ。すごいな、とシンプルに思います。
ほのかもMCで言っていましたが、「タフ民を含め、メンバーブラス民スタッフ全員がおんなじ方向を向いている」と感じられる瞬間でした。
一つになれるって本当にいいなあと感じるとともに、みんなの気持ちが一つになれるのはフロントのメンバー4人が真摯にTEAM SHACHIに向き合っているからだと思っています。
 
また、いろいろなことがあった1年を乗り切った彼女たちが歌う「ろくでなしなんかじゃないよ 伊達に今日まで生きてないよ みんなそうっしょ僕ら強いっしょ 選ばれしものでいいっしょ」というフレーズは涙なしには聞けないし、説得力がありました。
この曲はTEAM SHACHIの始まりの曲であり、彼女らを体現するものであり、目標であり、積み上げてきた功績であると思っています。
たとえ今の夢が叶ったとしても、ずっと夢を追いかけ続けてくれる存在であってほしいですね。
 
武道館、やりたいよね。またパンパンにしたいよね。
そんなの、泣いてしまうなあ…………また、泣いてしまうよ………
 
来年の二周年も祝いたいし、あと数年すればしゃちほこ時代から通算10周年になります。祝いたいね!
そんな気持ちでいっぱいになった。あー、たのしかった。うれしかった。最高!
 



 
以下、おまけとして赤坂で久しぶりに最前に入ったときの感想を綴ります。
多分楽しくないのでオタクの生態研究してるとかそういう感じの人だけ読んでみてください。



いやあのね、最前ヤバイ。
何がってレスが。
ほーちゃんとねコミュニケーションをとりましたよ私は。
ほーちゃんがこっちを見るから笑って返したら、あったのしいのね!良かったよかった!って顔をするんですよ……………
あなたも楽しいでしょう?みたいな顔をしながら踊っているし、
スポットライトがあたっていないときにこっそり微笑みかけてくれるし、
なんなんですか?これは秘密のデートですか??????
レスなんてオタクの勘違いなんですけどね、そんな気がする!で超強くなれるからほんとに推しはすごい。
推しがいるってしあわせ。
何も遮るものがない空間、尊い経験をしました。
いやーでもいつかはドセンで見たいなあ。一度だけ昭島で最前ドセンだったけど、ワンマンで見たいな…………
長く活動してくれればくれるほどチャンスはあるし、死ねねーな!!!!!